Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2024年5月3日(金)~6日(月) [小豆島]寒霞渓、プチスリルと絶景の「馬の背ルート」を歩く!!

2024年05月07日 | 山登りの記録

■メイン写真
岩稜が続く馬の背ルートからの絶景!!


■今回のコース
5/3(金) 神戸港⇒(小豆島ジャンボフェリー)⇒坂手港⇒小豆島酒造⇒ホテル→内海八幡神社→
     ホテル[泊]
5/4(土) ホテル⇒第20番・仏ヶ瀧→(馬の背ルート)→ロープウェイ山頂駅→(裏八景)→
     松茸岩→第18番・石門洞→神懸遺跡→第20番・仏ヶ瀧⇒道の駅小豆島オリーブ公園
     42番・西の滝龍水寺⇒第41番・佛谷山⇒第54番・宝生院⇒道の駅小豆島ふるさと村
     ⇒ホテル[泊]
5/5(日) ホテル⇒第1番・洞雲山→洞雲山→碁石山→(北側絶壁で引き返す)→第2番・碁石山⇒
     第3番・観音寺奥之院隼山⇒まめまめビール⇒美井戸神社⇒第14番・清滝山⇒
     MORIKUNIベーカリー⇒ホテル[泊]
5/6(月) ホテル⇒マルキン醤油⇒大阪城石垣石切丁場跡(天狗岩丁場)⇒第31番・誓願寺⇒
     土渕海峡⇒小豆島ラーメンhishio エンジェルロード店⇒岬の分教場・ 二十四の瞳館
     ⇒坂手港⇒(小豆島ジャンボフェリー)⇒神戸港


このところマイブームの小豆島へ、岳友たちと、未踏の寒霞渓・馬の背ルートを
探索してきた。予想以上の絶景と、ほどよいスリル感で、じつに爽快なルートだ
った。

今回もジャンボフェリーで坂手港へ。明石海峡大橋くぐるときはいつもワクワクする。
初日はプチ観光するだけで、地元のホテルに泊まる。海産物中心の夕食が旨かった。

5/4朝、快晴。ただし暑くなりそう。
猪ノ谷橋のたもとから階段道に入り、すぐ裏八景の遊歩道に合流する。

「石門へ四丁」の標石がある橋の手前で、踏み跡をたどって左の山中に入る。
このあたりの特徴的な樹木といえばウバメガシ。その落ち葉はツルツル滑りやすい。

すぐに岩稜の尾根に出る。いきなりの絶景にテンションが上がる。
眼下に猪谷池、向こうに海が見える。

馬の背ルートは、寒霞渓の表十二景遊歩道と裏八景遊歩道の間の岩尾根だ。
どっちかというと裏八景遊歩道の側に近いところをたどる。
普通は下から見上げる奇岩怪石が、ここからは目線の高さで楽しめる。

目の前に垂直の岩が出てくるものの、近づいてくると、うまく巻いていける。

固定ロープは序盤に1ヶ所のみだ。

メジロが上機嫌で遊んでいた。

おもしろい形の岩が見えてきた。

振り返り、さっき巻いたばかりの尖峰を眺める。

別の尖峰。快適に巻いていく。

さっき遠くに見えていた奇岩に到着。意外に小さかった。

花も、当然ながら岩場に強い種類のものが多い。
まずはイワガサを見つけた。シモツケに似た花だ。

これはヒメウツギだろうか。

やがて人の声が聞こえるようになる。
ズームレンズで寄ってみると、ロープウェイの駅と展望台が見えている。

ロープウェイの軌道にかなり近づく(地形図的には50m強の距離)。
我々が今いる岩尾根は、ロープウェイ側はスパッと垂直に切れ落ちている。
ゴールデンウイークは12分間隔で運行しているため、ちょっと待っていると
ゴンドラが迫ってくる。乗客がこちらに手を振ってくる。
きっと、我々がすごいトコロにいるように見えているのだろう。

四望頂展望台から南に張り出す迫力の岩尾根と、ロープウェイ。
なかなか豪快な風景だ。

一度、樹林帯の中に入るが、ふたたび軌道に近づくポイントに出る。

そのすぐ上で、いよいよ詰めにさしかかる。
直登できるものなら、ロープウェイ駅の売店裏あたりに出ると思われるが、
眼前に巨岩がそそり立ち、右へ右へと、かなり追いやられる。

濡れた垂壁に、水がぱらぱらと滴る。
匂いはしなかったが、ちょっと触れる気はしない水だ。

100mは巻かされたか、裏八景の遊歩道にポンと出る。
あとはほんの少しで、ロープウェイ駅の広場に出る。
もっと手を焼くかと思っていたが、それほど手こずる箇所はなかった。

展望所の休憩舎で持参した昼食をとり、裏八景遊歩道で下山する。
石畳の道は、雨水の流入や猪の掘り返しで荒れ始めている。

少し下ったところにある松茸岩。

第18番・石門洞。堂宇の奥に珍しい石門があり、遊歩道はこの下をくぐる。

第18番・石門洞は、断崖の岩屋の中にお堂がある。
小豆島には、このような魅力いっぱいの寺院が幾つかある。
そのほとんどは、既に訪れたことがあるが、行くたびに感動させられる。
なお、小豆島八十八ヶ所霊場は、すべて弘法大師ゆかりの真言宗の寺である。

遊歩道をさらに下ると、その名の通り、螺貝岩が見える。
沢を隔てた先にあるのだが、螺貝岩の根本には洞窟があり、そこは縄文~弥生時代の
土器などが出土した遺跡だという。

少し下った先に、その「神懸遺跡」への分岐がある。
ここは行ってみないと気が済まない。

5分ほどで洞窟に到着。縄文時代から、この洞窟があったのか。
ここに定住したわけではなく、狩猟の途中に寝泊まりしていたと考えられている。
確かに詰めれば4~5人は横になれる広さだ。

下山して、クルマを回し、道の駅小豆島オリーブ公園でロング休憩をとる。
オリーブソフトのコーヒーフロートで身体を冷やした。

このあと観光した42番・西の滝龍水寺から、土庄のエンジェルロードを遠望する。
ちょうど引き潮のようで、砂洲がつながって観光客がたくさん歩いているのが見えた。

その他、いろいろ回ったが、代表的なものを。
5/5、第1番・洞雲山の蔵王権現祠。

洞雲山の石祠。

碁石山から先のルートを偵察したが、岩場ならともかく、落ち葉が堆積した
土の崖が続く。ロープで確保しながら下ってみるが、お客さんをお連れするには
ちょっと難しいと思われるため、没とした。
簡単に行けるのなら、大嶽まで縦走してもいいかと思っていたのだが残念。
大嶽へは、別ルートがあるようなので、次回以降にトライしたい。

小豆島唯一のクラフトビール「まめまめビール」で、季節限定の4種を購入。
この夜、4人でそれぞれテイスティングして楽しんだ。

第3番・観音寺奥之院・隼山では、上空をハヤブサらしき翼形の鳥が飛び去るのを見た。

第14番・清滝山では、ハヤブサが営巣している。
かなり大きくなったひな鳥が、親を呼んで啼いていた。
巣を見つけられたのはラッキー。

5/6は小雨。昼過ぎには坂手港でスタンバイしないといけないので山行は中止し、
観光だけにした。
大阪城石垣石切丁場跡(天狗岩丁場)は、播磨の黒田氏が切り出した作業場の跡だ。
矢穴を開けただけで、作業途中で放置された巨岩がたくさん残っている。壮観。


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