今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

最終章 軽井沢の思い出記 優しい手

2012-08-06 06:40:14 | 旅行

              

 

僅か二泊三日の旅行でしたのに、私はいつまでこの思い出を綴るつもり?

もういい加減にしなければと思いつつ、今日も又、書き始めています。

今日こそ、最終章にしたいものです。

出来るだけ、手短に要領よく、と自分に言い聞かせていますが、私の事。

きっとまた、長文になるでしょうね~

最後となると、何もかも詰め込もうとの意気込みですから。(笑)

 

さて、最終章に当たって、私がどうしても触れたい思い出に、軽井沢の野鳥の森での、ネイチャーウォッチングがあります。

http://picchio.co.jp/sp/

私の体力でついていけるかしら?

足場が悪いと、高所恐怖症の私は、途中で足がすくんで前に進めなくなったりしないかしら、と不安が先に立ち、参加を躊躇せざるを得ませんでした。

Mちゃんも、止した方がいい、と言って、その間の別行動を勧めます。

      

 

でも私は、この時を逃すと一生このような機会に恵まれないのでは、と思い、勇気を出し、長女とさっちゃんと行動を共にすることにしました。

詳しい説明は割愛しますが、参加して本当に良かった。

私の一生に、かけがえのない思い出ができた、との感慨に浸ることとなりました。

 

ネイチャーツアーで出会えた生き物は、キツツキ、ホウジロ、シジュウカラ、ザトウムシ、いも虫、カメムシ、アオゲラ、コナガ、クロツグミ等々。

野生の猿にも、度々出会いましたよ。

クマが木登りした形跡のつめ跡や、地面に残された大きな足跡もまでも、詳しいガイドさんの案内で、確認できました。

      

                                             野生のおサルさん

   

                  クマの足跡                            クマの木登りのつめ跡

 

私が心配した足場は、全く問題なし。

まるで童心に返ったようなワクワク感で、グループの人達と楽しく元気に、行動を共にすることができました。

このツアーは、すべてが感動的な事ばかりでしたが、その中で、殊更、印象的で、私の心に深く刻まれたことを、ここにご紹介しましょう。

 

        

 

心に深く刻まれた出来事とは、ガイドさんの生き物に対する、この上ない優しさと慈しみある態度です。

ある虫を葉影から取り上げ、そっと手のひらに載せ、特殊な顕微鏡で拡大し、私達に、その生態を観察させて下さいました。

その虫を元の葉に載せようとしたところ、スムーズにその葉に戻ってくれません。

「怯えているようですね~」とおっしゃりながら、その生き物を居た場所に返す時の、真剣な眼差しと仕草。

ガイドさんの気持ちが虫の心と一体になってしまったのでは、と思われる程に、精魂傾けての対応でした。

正にその態度は、親心そのもの。

そっと、優しく優しく取り扱いながら、幾度も幾度も同じことを繰り返し、やっと虫が葉に乗ってくれた時。

安心と安堵に浸られたお顔は、神々しく輝いて、私の眼には映りました。

その姿を見て、私は、反省しきりで、我が身の、自然の生き物に対する普段の振る舞いを、恥ずかしく思った次第です。

 

皆さんは、クマに出くわしたなら、咄嗟にどんな行動を取られるでしょうか。

今回の体験で、この知恵も授かりました。

クマは、本来は小心な動物だそうです。

何もなければ、人間を襲うこともあり得ないとのこと。

人間が怖がり、悲鳴を上げたり、背を向けて逃げだすと、襲ってくるようです。

ですから、万一出遭った時は、冷静な態度でクマと向き合ったまま、静かに後ずさりすると危険を免れられる、と教わりました。

しかし、いざとなった時、そんな冷静な態度が果たしてとれるものかしら??

全く自信がない私です。

 

クマと言えば、碓氷峠の山登りでのエピソードを思い出します。

私が一人、バス到着を待ってホテルの前を散策している時、山登りの途中の娘から、電話が入りました。

「クマが出るらしいので、さっちゃんと大きな声で歌いながら峠に向かっている」との話。

それを聞いた私は、仰天!

二人の行く方が心配で、すっかり情緒不安定に。

エントランスの前にいたホテルマンに、最近のクマの出没状況について思わず尋ねてしまいました。

最近クマが出たという話は耳にしたことがありませんと、との一言で、幾分安堵。

すぐ娘に連絡を入れました。

ところが、3~4日前に目撃されたみたいとの、又驚きの報告。

 

もちろん無事に会え、ほっとした私ですが、クマに襲われ命を落とした人の報道を耳にするのも事実。

不運な出来事として片付けられることではありませんものね~

鈴を身に付けて歩くのも、クマ撃退のよい方法のようです。

妹の夢路夫婦始め登山好きの方々は、くれぐれもご注意くださいね。

     
                                                黄色い鈴を身に付けられたガイドさん

 

さて、軽井沢の思い出記を、とりわけ印象に残った事のみに注目し、綴ってきました。

とは言うものの、私達が回った観光スポットは、ほとんど取り上げたつもりです。

史実など、詳しいことは省略してしまいました。

横着で不勉強な私の一面をお見せして恥ずかしいですが、いつものことですので。(笑)

 

最後に、軽井沢銀座の事に、多少触れましょう。

一時、俗化がはなはだしいと言われ、若者の街のごとくの印象の報道がありました。

恐らく、この銀座通りが、その典型だったのでしょう。

しかし、私の目には、大変面白味溢れる魅力的な通りとして、映りました。

お店に惹かれたのみならず、私の想像力が膨らんでいったからです。

昔、宿場町として賑わった頃の光景と、今の光景が二重写しとなり、ワクワク感が高まりました。

  
 さっちゃんお気に入りのママとお揃いの洋服を身に付けて     特別なイベントはすべてお休み 休養十分な夫

 

中仙道有数の宿場町として栄えた当時の面影は、通りには何もありません。

しかし、昨日ご紹介した鶴屋旅館の前、銀座通りの終わる地点は、中仙道の難所の一つと言われた碓氷峠の入口です。

そこに立つと、往時が偲べます。

時空を超えて、、同じ日本人として命がつながれ、六十九次で最も栄えた宿場に足を踏みしめ、生きている不思議。

そして、ロンドンでは、オリンピックが開かれようとしていました。

滔々たる時の流れと、その変遷の感慨に浸れるのも、、史跡に出合える旅ならでは魅力かもしれません。

 

この銀座通りで有名なパン屋さん、浅野屋、コーヒー味のアイスクリーム、モカソフトが有名なミカドコーヒー、ジャムの発祥のお店、沢屋等。

他にも、おしゃれな雰囲気のお店がいっぱいでした。

 

二日目の銀座通りの散策でお土産を多少物色し、三日目の観光の後、夕刻家路に付いた私たちでした。

 

バッグの中には、碓氷峠の県境にある熊野皇大神社で買い求めた大切なお守りも。

神主さんが、祭壇でお祓いまでして下さいました。

孫達の健やかな成長を願って、私のかけがえのない宝物となりそうです。

何よりの思い出の記念品にも。

大切にしなくては、と思っています.

 

Sさん、Mちゃん、お心遣い、本当にありがとう。

お陰さまで、とてもとても楽しい素敵な旅でした。

また新たな思い出を紡ぐことができました。。

   

 

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