二条城の観光を終え、正門の東大手門を出て、ひろい大通りの沿道でタクシーが来るのを、私は待っていました。
すると、門前におられた警備員のような方が、タクシーを拾い、Uターンさせてまで、私の目の前に止めて下さったのです。
「ご親切にありがとうございます」と言って、私は車に乗り込みました。
ところがその車内で、私は思いがけない決断をしてしまいました。
思いがけない事とは言えないかもしれません。
旅行前、計画を立てる段階で、いつも私が思い描いたプランの一つですから。
それは、お抱えの運転手さんを決め、タクシー観光をすることです。
50代のころ、初孫のR君を連れて、毎夏3~4泊の旅行を夫婦でしていました。
その際、会津や九州方面の旅行で、タクシー観光は経験済みの私です。
会津城や磐梯山周辺の観光の時、お世話になったタクシー運転手さんのご親切が忘れられなくて。
そのうえ、格安の料金にして下さいました。
駅に降り立った時に声をかけられ、二日間、急きょ、タクシー観光に切り替えた私達でしたが。
それで味を占め、九州旅行の時も、阿蘇周りの観光の時にお願いしました。
この時はJTBで旅行パックを申し込む時から、その選択をしました。
このタクシー観光の印象は薄くて。
さほどの有難味がなかったのかもしれません。
ですから、そのメリットも或る程度分っているつもりだった私は、個人旅行の選択にタクシー観光もありだったのですが。
今は遺族年金の身ゆえ、幾分贅沢過ぎの感もして、躊躇していました。
二条城の二の丸御殿の全景
ところがこの度の京都旅行で二条城から乗ったタクシーが、偶然にも観光タクシーだったのです。
手渡された運転手さんの名刺にもその肩書が付いていました。
早速にその利用を勧められてしまった私です。
その件で、声をかけたのは、私の方が先でしたけれどね。
二条城前で激しく転倒した後、間もなく気を取り直し、元気にお城の観光を終えたつもりでしたが・・・・・・。
まだ心の隅にその痛手がくすぶっていたのかもしれません。
傷を負った惨めな顔も、私の心を弱気にしたことでしょう。
一人で、道順を調べながら苦労して観光する意欲が多少そがれてしまっていたようにも。
タクシー観光への関心は十分にあった私ですから。
この際、経験してみてもいいかもしれない、と思いました。
本来は観光タクシーとしての業務が多い会社です、と言われ、即座にその場で、お願いをする決断をしてしまいました。
料金は中型タクシーで、1時間5000円。
私が、旅行前から調べ知っていた相場通りの価格です。
行き先は、竜安寺と金閣寺。
二時間の予定で、午後三時過ぎからの新たなる名所の観光スタートでしたが。
ところがところが、その後の観光は私の期待を見事に裏切るものでした。
この続きは明日に回します。
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読み甲斐がなかったでしょうか。
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