男澤惠一・家系と先祖のBLOG

「先祖を知れば未来が見える」著者、日本家系調査会の男澤惠一が読者様の幸福を願って書いております。

全ては家庭から4

2007年05月31日 | 家系鑑定とアドバイスなど
もっと親子の対話を
思春期とか反抗期とかいいますが、子どもの親に対する反発は誰もが経験することだろうと思う。母親に暴力を振るう息子や、親を小ばかに仕切った娘の態度など、子どもの成長期には多かれ少なかれ出てくることであり、親子の間でしか出てこないことだ。
しかし、これに対する親の側のとらえ方や反応などに大きな個人差があるのではないかと思う。子どもに言いたいことも言えないとか、夫婦の間で悩みを語り合わないとか家庭内の夫婦、親子の関係はその家系独特の世界がある。家系的に課題を引きずってきているのかもしれない。
これを打破するのは夫婦の絆と親の愛だ。どうしても父親は子どもに対してチェックするような感覚になりやすいし、母親はつい小言が多くなってしまう。子どもが何に興味を持っているのか?趣味の話しなどは話しが弾むと思う。私自身、長男との間での趣味の話しが関係回復につながった。
私は時々、夫婦間で会議をする。内容は子どものことがほとんどだが、なんとなく話すではなく、会議と呼ぶ。なんとなく・・・に目的性はないが会議という言葉は目的性を感じる。だから会議という言葉を使う。夫婦で意見が一致すると力が出てくる。子どももなんとなく(迫力に押されてか?)納得する。
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全ては家庭から3

2007年05月26日 | 家系鑑定とアドバイスなど
赤ちゃんポスト
最近、話題になっている「赤ちゃんポスト」というものがある。熊本市内のある医療法人が、「中絶や置き去りで子どもの命が失われるのを防ぎたい」として始まったものである。2000年にドイツでキリスト教系の社団法人が始め、すでに国内には70箇所以上あるという。その後、ドイツは心配する捨て子は増えていないという。日本においては里親制度などの法の整備も急がなければならない課題はある。
存在そのものに当然、賛否両論があるのだが、「昔と比べ経済的理由で子どもを手放すという事情は少なくなっていると思う。」「セックスを楽しむだけ楽しんで、子ができたらポイと捨てる。ポストではなくゴミ箱じゃないか。」・・・などの反対意見も多い。
しかし、そもそも考えなければいけないことは、「性」や「命」の尊さだ。「セックスをすれば子どもができる。できたら責任を持たなければならない。」というような当たり前のことがどれほどわかっているのか?わかっていない者に子どもを産む資格などないわけだ。
「性」は単なる快楽追求の手段ではなく、夫婦が「身も心も」一つになる極めて神聖なものだ。自分が神聖な関係で生まれたかったのか、汚い愛欲の結果として生まれたかったのかを考えれば、「性の聖化」は子孫の為の最高の宝になるのではないだろうか?純愛から真の家庭の柱が立つ。(・・・と言う私は古い人間なのでしょうか?)
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全ては家庭から2

2007年05月18日 | 家系鑑定とアドバイスなど
家庭崩壊の時代
昭和30年代、私たちが子どものころは、農業や漁業、林業などの第一次産業に所属する家庭が多く、親たちが汗を流し働いている姿を見てきた。当然自分たちも手伝いをさせられた。素朴ではあるが一生懸命生きてきた後姿があった。
現代はどうか?後姿が見えなくなり、仕事から帰ってきた父親の疲れただらしない姿が見えてきた。後姿はあっても小言を言う姿くらいか。
高度経済成長期には、生活を良くしたいという共通の目標があった。この時代に生きてきた我々は当たり前に考えるが、しかし、日本の歴史の中で国をあげて経済成長を目標にした時代はなかった。やがて日本は世界で1位か2位かといわれる国になったが、その後、バブルが崩壊するが、家庭崩壊は時期的にはこのバブル崩壊と一致する。
よく、悪いものは皆、アメリカから来ると言われていたが、そのアメリカがクリントン大統領の時、国をあげて健全な家庭を立て直すことを再三、訴えている。日本の総理大臣が家庭再建を訴えたなどと聞いたことがない。それくらい深刻になる原因は離婚率の増加と青少年犯罪の増加だった。しかし、日本も時期遅れて同様の状況だ。
昔は、家庭は文化伝承の場であり、教育の場であった。しかし、現代はその家庭が崩壊してしまっている。なにも犯罪を犯した人の家庭だけではなく、普通の家庭が皆、問題を抱えている。豊かさを手に入れた人間は、どのような人生を目指していったらよいのだろう。これからの時代は物質や金銭を媒介にではなく、精神を媒介にした家族関係、人間関係に移行していかなければならない時代が来ているのだろう。
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全ては家庭から

2007年05月16日 | 家系鑑定とアドバイスなど
先日、福島県会津若松市内で、17歳少年が母親を殺害した事件があった。殺した母親の首を切り取り、スポーツバッグに入れて持ち歩いた。身内殺人が珍しくない昨今だが、福島県の片田舎でついにこういう生首事件が起こってしまったかと、誰もが衝撃を隠せない。
 傍からみるとおとなしい少年としか目に映らなかったが、夫婦別居、親子バラバラという様子が見えてくる。事件にある底の部分が、少年の育った家庭環境を見ると、見えてくる気がする。
 少年は警察に出頭してほっとするかのように、三食をしっかりたいらげ、夜も熟睡しているという。少年をそこまで追い込んだのは何なのか?しっかりと父母の愛情を受けて育てばどういう少年になっていたかと考える。
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