大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

ガスバーナーを取り上げられる!?

2011年07月16日 | 山道具
北海道山旅で行きに羽田のスカイマークで手荷物を預けた時の話。

検査員がザックのなかのガスバーナーを出してくださいときた。

一瞬???

「どんな理由でなんだよ!」と早速絡んでみる。

「ガスの臭いがしていたら没収なんです!」

「そんなのは聞いたことも無いぞ!」

「規則なんで調べさせて頂きます」

「ふざけるなよ!バーナーが無いと山やれないじゃないかよ!」

「お願いします!」

「ちゃんと広報しないと俺ら山屋は困るんだよ!」

「航空会社さんが広報しているはずです」

後ろもいるし調べさせたが幸い臭いはしなかったらしい。

無事手荷物で預けることができたんだが、後日談が当然あるんだ。

帰りの旭川空港で絡んでやったんだ。

羽田の事があったんでバーナーを天蓋に収めてすぐに取り出せるように
していたんだ。
ところが何と何事も無く終了しそうになったからぶち切れた。

「羽田ではバーナーを調べられたがここではやらないのか?」

「ガスは残ってないでしょうから必要ありません」

「なに!来る時は臭いがしないか調べられたぞ!なんで首尾一貫しないんだよ。
 こんなんじゃあ山やる奴は迷惑じゃないかよ」

「すいません」

というような顛末だったがだ、下手するとバーナーを取り上げられる事態が
あり得るわけだ。当日の昼にガスを使った時などが心配だ。夕方か夜の飛行機の
場合に臭いがしないというのが100%とは思えないぞ。

皆さんよくよく用心しないと酷い目に遭いますよ。
まさか俺だけがこんな目に遭ってるんじゃあなかろうな。

コメント (4)
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銀泉台から黒岳 2011年 7月11日

2011年07月16日 | 北海道
前日の夜に急遽晴れの予想に変わり、短いが待望の歩きができた。
群馬からのご夫婦の車に便乗させてもらい銀泉台に入った。
何だか書くのに疲れてしまったので写真を中心にコメントを
少々というスタイルでやってみる。

写真はクリックで大きくなる。左上の←で戻る。

         

上の段の3枚目は紅葉の撮影ポイント。白い花はイソツツジ。
雪渓をいくつか越したら下段真ん中の涼しい休憩場所があった。
群馬のご夫婦が涼しげな雪の上を歩いている。

    

赤岳稜線までは雪渓だらけだったが、さすがに上に出ると雪は消えた。
3枚目は赤岳頂上と白鳥雪渓。
右端は緑岳分岐とガスに巻かれる白雲岳。
この時期にここを歩いたのは初めてだったがさすがに花の種類が多い。

     

左からミツバオーレン、イソツツジ、キバナシオガマ、コマクサ、タカネスミレ、ミヤマキンバイ

  

ホソバウルップソウ、タカネツメクサ、チョウノスケソウ

ウルップソウは旬そのものだったし、大雪で初めてチョウノスケソウに出会った。
残念ながらピントが合ってない。本州のと違って葉っぱがやたら小さい気がする。

白雲分岐に着いたが去年と同じく北海への道に雪がべったりだ。
しかし去年より少ないのは花が出てきたのですぐわかった。
去年は雪しか見なかったんだ。



それでも相当な雪で滑ったら急斜度で落ち込んでいるからヤバイ。
去年と違って花が色々と出てきて楽しませてくれた。

   

イワヒゲ、ミネズオウとイワウメ、チングルマ 

白雲の雪渓の先のベンチで弁当にした。
クロスする連中は皆デカザックでトムラウシまでみたいだ。
一昨年の事故以来ますます人気が出てるらしい。

歩き出したら去年のクモマユキノシタだらけと違っていろんな花が出てきた。

 

なかでも目立ったのが上のオヤマノエンドウ。
なかなか旬の花が見つからないでこれになった。

北海岳を越えたら結構道が水で抉られており、特に赤石沢手前のベンチ周辺は酷い。
その後の渡渉してからの道も酷いことになっている。

   

エゾノツガザクラ、ミヤマタネツケバナ、キバナシャクナゲ、チシマクモマグサ

キバナシャクナゲはやっと旬のに出会えた。
銀泉台からずっと被写体を探していたがろくなのが無かったんだ。
チシマクモマグサはその内生育場所が無くなりそうだ。

    

左端は「これぞ大雪!」といった風景だ。
今年は去年に比べて残雪が少ない。二枚目のとおり夏道が見えている。
赤石沢の渡渉はもう少し水が増えると靴を脱いで渡るしかない。
石室側の道は三本にもなりそう。
石室分岐周辺も結構な花が咲いている。

黒岳への道には去年のチシマツガザクラはまったく顔を出していない。
リフトへの下りはいつものメンバーが揃い踏みだった。

   

ハクサンチドリ、ミヤマカラマツ、ウコンウツギとマネキ岩、チシマノキンバイソウ

途中でユースに泊っている外人カップルが雪に難儀していたのでストックを貸した。
聞くとスウェーデンから来たらしい。雪には慣れてるはずだがズックじゃ滑るぜ。

まあ最後の最後に好きな道を歩けたから万々歳だ。






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