大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

白馬で遭難?

2010年09月06日 | 山技術
今朝の新聞(毎日)に

「東京の60歳男性8月上旬遭難か」

という記事があった。
連絡が取れずに不審に思った兄が訪問してクレジットカードの履歴から
8月2日に白馬駅へ行ったことが分かって警察へ届け出たとのこと。

これは警察も困っているだろう。
どこの山に行ったのか特定できないし、下山後に何かあった可能性もある。
おまけに1ヶ月も経過しているから遭難の場合は生存の可能性が殆ど無い。

俺の場合は家族に行き先を書いてから入山するし、途中でもメールし、
下山したら電話を入れているから遭難か下山後のトラブルか即分かる。

この場合は可能性のある山域の全ての小屋に調査依頼せねばならず、もし登る
途中で滑落でもしていればどこの山に行ったかも分からないわけだ。
入山届けを出していればいいのだが多分出していないだろうから。

このようなお一人さんの場合はどうすればいいのだろうか。

仕事をしていれば職場の同僚や上司に山とルートを教えておく。
あまりプライベートなことを教えたくはなかろうが致し方ない。
休みは山に行っていると認知させた方が後々楽だ。
下山予定日以降にしか警察には届けられないがまだましだろう。

無職の場合が困るなあ。
これは入山届けを必ず出してから登るしか手はないか。
避難小屋に寝る場合はノートがあれば必ず何かしら書いて名前を残すこと。
そうすれば捜索の範囲を狭められる。

こんな事例にぶつかると「入山届け」がどんなに重要かよーく分る。
今までも家族とは別に現地での入山届けも出していたが、今後も徹底しよう。
グループ登山の場合はそんなでもないが、単独の場合は必須だなあ。

遭難と仮定して一体どこを捜せばいいだろうか。

大雪渓はまず外すとして、可能性が高いのは鑓温泉への途中にある雪渓周り
なんじゃないか。
どんな山の歩き方をしていたか知らないから軽々しくは言えないが、60の男性なら
温泉がらみが確率高そう。

どこかの山小屋に宿泊記録が残っていることを祈るのみだ。
初日の登りで遭難したならそれも無理なんだが。

とにかく何らかの方法で自分の「足跡」を残しておくこと。
行き会った人と言葉を交わすことも案外と役にたつからなるべく実践したがよい。





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この暑さじゃ山どころではない

2010年09月05日 | 山技術
いやあ本当にとんでもない猛暑ぜよ。
竜馬達が走り回った京都の蒸し暑さも相当な物だったろうが
今の暑さに遭遇したら即熱中症だろう。

今日は箱根の湯坂道でも歩いて上湯でさっぱりと思っていたが
外を歩くなんて自殺行為の暑さ。
本当にいい加減にしろよと叫びたいくらいだ。

北アや南アで歩けば涼しいだろうがアプローチと下山してからが地獄だ。
こんな夏が常態化するのなら夏山のやりかたを考える必要がある。

大雪には7月に行くとしても海の日の3連休は止めて10日前後にする。
あと1回は北か南に行くが、近場の山にはまともには登れまい。
マジに早朝歩きと夜間登山を検討せねばならぬ。

中央線の山なら駅寝して明るくなり出したら歩き出すくらいじゃないと
とても無理だろう。
笹子駅で寝て滝子山や笹子雁ケ腹をやるとか、夕方に登って上でテントで
寝て早朝歩きをやるとかだろう。
この手なら普通にやれるからこの9月にどこかで試してみよう。

夜間登山は丹沢の馬鹿尾根にピッタリなんだが、あのヤマビルがいやだなあ。
夜に寝ていてくれればいいんだが、むしろ活発だろうからなあ。
早朝歩きが一番良さそうだ。

北アルプスと南アルプスの机上登山でもやってみよう。
旧盆休暇がまとまってあるので4泊5日の山を考えてみよう。

北アルプス 雲の平でノンビリ

折立から歩くから富山までは夜行バスということになる。

初日  薬師峠でテントを張り、薬師をピストンしよう。
二日目 雲の平でテントを張ってから高天原温泉は時間的に無理なんで
    温泉近くでビバーグ。
三日目 雲の平で遊んで双六でテント。
四日目 新穂高温泉へ下山

バスで松本に出て中央線で帰宅。

南アルプス 遣り残していた聖岳をやろう

椹島から周遊かピストン

初日  聖平小屋まで
二日目 聖を越えて百間洞まで
三日目 赤石を越えて椹島まで
最終日 バスで静岡へ出て帰宅
予備日

雲ノ平は体力的にはそう辛くはなさそうだ。
聖は二日目のアップダウンが辛いがやるしかない。

体力を考えると一年でも若い来年に聖をやった方が良さそうだ。
聖を越える二日目の百間洞山の家では食事付きで泊らねばバスに乗れない。
荷を少しでも軽くしたいので渡りに船だし、出発のときに最終日の食料を
預かって貰おう。極力荷を軽くしないと歩きが辛い。
あの恐怖の赤石のトラバースも待っているし。

あの荒川岳の南斜面の大花畑を再訪してみたいんだが早くても再来年だ。
花にまったく興味が無かった時に登ったのが今となっては本当に悔やまれる。
やる時は三伏峠から入って、荒川小屋で寝よう。

それにしても少しは涼しくなって欲しいよなあ。
                                                                                                                       
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富士山て登る山か?

2010年09月04日 | 山技術
年間に30万人も登るらしいが、皆物好きだなあ。
江戸時代は富士参りが流行っていたが、男衆の命の洗濯的な意味合いが
強かった。
勿論少しは宗教的な面もあったろうが。

さてこの現代での人気ぶりは一体何故なんだ?
あんなとんでもない砂山なんか絶対に登る気など起きない。
一度大雪の旭岳を登ってウンザリしたのだが、富士はその何倍も歩くんだから。

俺にとっての山の面白さは岩場やら涼しい谷筋を歩いたり、可愛い高山植物を見たり、
遠く富士を眺めたりすることなんだよなあ。

この全部が富士登山には無いんだぜ。
死ぬまで絶対に登らない山のナンバーワンだ。

「標高日本一の山に登ったぞー」というのがいいんだろう。
まあいろんな動機で登っていいんで皆頑張って怪我しないように、
高山病にかからないようにゆっくり登ってくださいな。

あの山の小屋の人間どもは具合が悪くても面倒見が悪いそうだから
自分でしっかり自己管理して登ること。
まあ登る人間の数がとんでもないから、いちいちかまっていたら仕事に
ならないんだろうが。

今までで一番格好良かった富士は秋山で行った金峰山から見た奴だった。
広がる雲海の上に飛び出た黒い三角錐が、大きさ頂点の角度ともに絶妙の
バランスで素晴らしかった。

反対に最悪は群馬の鍋割山(赤城山の一部)から見た奴で、周りの景色に
埋没してまったく目立たなかった。

一度江ノ島あたりから空中に浮かぶのを見てみたいが何故かわざわざ
行く気がしない。
房総半島から東京湾越しに見るのも良さそうだよなあ。

しかしあの北斎の「神奈川沖浪裏」には脱帽だよなあ。
印象派の連中が度肝を抜かれたのも解る。
奇想天外の発想だもん。

これからもいろんな山に登るが、せいぜい遠く聳え立つ富士を眺めて
楽しむことにしよう。
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今年の紅葉は遅くて駄目かな

2010年09月04日 | 山計画
いやあー、とんでもない猛暑だぜ。
昨日の朝方は少しひんやりしていたのに、陽が出てからはいつもの
強烈な日差しだった。
おまけに夜の蒸し暑さにはウンザリした。

仕事が済んでから整体に行ってきたが、いつも行く洋食屋が廃業していた。
前回閉店していたのでどうしたんだろうと思っていたのだが、オヤジさんが
肺癌で急死。入院して3週間で逝ってしまったらしい。
楽しみが減ってしまったし、人間いつ死ぬか分からないのを実感。
せいぜい毎日を精一杯生きるべし。

さてこんな猛暑では今年の紅葉はあまり期待しない方が良さそうだ。
鮮やかさが無くてくすんだ色合いになりそう。
紅葉は付録みたいに考えて、眺望や星などを楽しむ秋山になりそうだ。
歩きそのものが面白い山が一番で、そうなると「荒沢岳」が急浮上だなあ。
あとは御嶽山が眺望は良さそう。
何といっても御嶽以外の山が全て見えるんだから超豪華な山岳風景が楽しめる。

荒沢岳のやり方

初日が問題だ。前の岩場を登りでやるなら(これが普通)伝之助小屋に
寝るか、テントで寝るかしないといけない。
兎岳へ縦走して十字峡へ下山だと2泊3日(山中1泊)ということになる。

逆コースだと金曜の夜に六日町の大和屋旅館に寝て朝10時頃から登り出せる。
丹後山の避難小屋で寝て2日目に荒沢岳を越えて銀山平に下山だ。
小出へのバスは夕方4時頃だから楽々で、ノンビリ温泉にも入れる。
こちらの方が連休最終日に完全休養できるから身体には良さそうだ。

御嶽山のやり方

こちらは選択肢は無くて単純だ。
木曽福島駅からバスで田の原まで入り、王滝から剣ヶ峰を越えて
三の池の避難小屋で寝ればいい。
下山はロープウェイか開田口へだが、その時の気分で決めよう。
眺望は小屋からすぐの飛騨頂上で楽しめば良かろう。

10月の3連休を荒沢岳にし、前後の土日で御嶽ということにしよう。

大雪、荒沢岳、御嶽山で遠征の秋山は決まりだ。

来週から近場の山で体を慣らさねば。
山仲間とタクシー相乗りで大月から大峠に入り、黒岳から湯ノ沢峠へでも
抜けてみようか。
久し振りに角屋でミニ宴会でもやろう。

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9月の3連休はどうしようか

2010年09月02日 | 山計画
次の飛び石の連休に大雪で遊ぶから、あまり金の掛からない山がいい。
18キップが使えないからあまり遠出ができない。
本当は遣り残した「白馬鑓温泉」がいいんだがちと遠い。

まあ時期的に中途半端だしなあ。
高山植物は終わってるし、紅葉なんかまだまだ。
静かなところでノンビリするだけだなあ。

この時期の紅葉なら空木岳の空木平あたりがいいかも。
昔9月13日なのに完璧に紅葉していて驚いたことがある。
しかしその年によって違うから自信はない。

近場の八ヶ岳か奥多摩あたりから物色するしかなさそう。

1.青年小屋でテント
2.奥多摩の避難小屋
  酉谷、鷹ノ巣、三頭山あたり

テントは昼間が暑いからなあ。
その点は小屋の方が涼しいわなあ。

①日原から直接酉谷避難小屋に上がり、長沢背稜を雲取へ。
②稲村岩コースから登って鷹ノ巣の小屋。
③ドラム缶橋から三頭山へ。

まだ寝ていないのが鷹ノ巣の小屋だから②がいいかな。
14:00頃からノンビリ歩き出して、下山は朝一ならあまり
汗もかかないだろう。
奥多摩駅までなんか止めて、大人しく峰谷へ降りれば9時には
バス停に立てるだろう。

交通費も往復3,000円程度だし、丸一日完全休養できるから
これがよさそう。
小屋で1日ウダウダして本でも読むか。

随分と昔に小屋を覗いたことがあったが、その時は外人さんが
2-3人で泊っていた。

それからあの「涸沢の紅葉」の穴場は穂高岳山荘のテント場かも。
30張りはOKらしく、おまけに夏山でも張れなくなった事は無いらしい。
体力があればここで寝て、色とりどりのテントと紅葉を上から眺められるし、
下山途中でまた楽しめばいい。

登りはパノラマコースをとって、下山を横尾へが面白いだろう。
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あの「山ガール」ファッシヨンて機能的なのか?

2010年09月01日 | 山道具
まあカラフルなファッシヨンだよなあ。
今までが地味な山の格好だったから賑やかでいいんだが、
本当に機能的なんかねえ。

まずあの黒いタイツみたいな物がちょっと?
走り屋さんにはよさそうではあるが、山歩きにはどうかなあ。
脛を岩にぶつけたり、イバラに引っ掛けたりしたらまずいんでないか?
ズボンなら緩衝材の働きが少しはあるが、あのビッチリ度では殆ど
期待できないだろう。

尾根道を走るトレイルランならあの格好で問題なかろうし、スピード
重視なら最適の物かもしれない。
しかし山歩きの道具としてはちとまずかろうと思う。
なんらかのトラブルが発生する山道での歩きなんだから。

まああの高尾山あたりならピッタリの格好かもしれないが。

このファッションとダブルストック、カラフルなザック。
それと靴も良さそうなのを履いているよなあ。
メーカーにとっては美味しいお客だよなあ。
金離れは良いし、仲間を連れてきてくれるし、子供もお客になる
可能性も高いし。

中高年の客はせいぜい20年前後の付き合いだが、若い人なら40年位も
付き合ってくれる可能性もあるし。

他人に迷惑をかけないという最低のマナーを守って楽しく遊んで欲しいもんだ。
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