まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

「あたまが・・・

2007-06-13 21:06:07 | モブログ
くるうてしもうた。」とは、病院から帰った父の言葉です。いえいえ、とうさん、くるっているのはアナタだけではありません、あなたの娘も同じです。
ま、ついでといっては何ですが、母も仲間に入れてあげます。なんだ、家族皆という事か、そういうことです。

先週の土曜日、介護士さんの勧めで、母を近所の保育園の運動会に車椅子を押して連れて行きました。迎えに行ったときはしっかり目を開けていたのですが、運動会の最中は、ピストルがなろうと、音楽が聞こえようと、ぐっすり夢の中でした。
最近は、元気が出てきて、ケイ管栄養の管を取ろうとするそうです。頬に引っかき傷がついていました。もちろん、意識が戻ったわけではないのですが・・・
で、おでこに管を止められている姿には思わず笑いが。手袋もされていましたが仕方がないよね。私の手を握るときも何か言いたそうな力強さには、あれっと思うときがあります。本当に人間の生命力の不思議さに
驚かされてしまいます。

で、父のことです。
診察予約日に一人で張り切って出かけたはいいのですが、30分も経たないくらいの時間に帰ってきました。ずいぶん早いなと思い父に、
「ずいぶん早かったね、薬はもらってきた?」と聞くと、あれっという顔をして、ない!と言うのです。
「そんなはずないよ、そのために行ったんだから。会計は済んだ?」と念押しすると、してない、並んでいる人たちがいたけど、関係ないと思って帰ってきた、と、とんでもないことを言うではありませんか。
「今頃、会計の人が○さんって呼んでるよ、私が行って来ようか?」と言うと、いい、俺が行く、と言うので、そうだなと思って、
「3つやることがあるよ、会計、薬をもらう、予約をする、分った?」と聞くと分った!と答えるのですが、怪しいものだと思い「じゃあ、言ってみて」と命令をかけると、会計、薬、ここまでは言えるのですが、どうも後1つが浮かばないらしいのです。何度挑戦しても思い出せないらしく、挙句の果てに薬を持って帰る、などとふざけたことを言って、私はあきれて大笑い。本人は、頭が真っ白だ、メモすればいい、と自分で解決策を講じて安心して出かけましたが・・・いやはや。

このところ病院は私が事後の処理を全てやっていたので、父は診察を受けてすぐに帰っていたのね、優しい娘はそう言って父を慰めました。
これ以上ボケてもらっては困るので、更に優しい娘は、なけなしの小遣いをはたいて、パソコンを買ってあげました。もちろん最新版ですよ、でも一番安いやつに決まっているけれど。
父は寝なくなりました。昼寝1時間、あとは正常に夜だけになりました。眠気防止の効果は絶大です。朝ご飯を食べるとパソちゃんを開いています。
ワードに、天気晴朗なれど波高し、とか、本日は晴天なり、とかたどたどしく、かつ熱心に一本指で打っています。
昨日の夕方、ヘルパーさんが帰った頃を見計らって電話すると、パソコンやっていた、これから一杯やる、との返事。ま、良かったよかったということで・・・
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初夏ですー大野亀ー

2007-06-13 10:01:18 | モブログ
6月の第2日曜日前後になると、佐渡の大佐渡山脈の北側、こんなところにと思う寂しい地域、海府の大野亀にトビシマカンゾウの花が満開になる。
私も初めて今年見に行った。この時期、今まで佐渡にいたことがなかったから。そして、海府はバスが1日数本しかないとても不便なところだったから。でもね、近年カンゾウの咲くこの時期になると、直通バスが出るので、それを利用すると、結構便利。


ここです。黄色く見えるのがカンゾウ。

拡大すると・・
海抜300メートルあまり。冬の季節風にさらされるので、高木は1本もない。頂上に上るも、急、かつ真下に海面、チョイ怖い。

遠くの二つの岩が二ツ亀
潮が引くと右側の陸と繋がります。海水浴にはもってこい。どこまでも水は透きとおっています。

反対側に目を転じると・・・
入り組んだずうっとはるかに金山で有名な相川の町。大野亀からバスで1時間以上はかかります。

  これがトビシマカンゾウ

   
こんな奴も           こんな奴も

いました。可愛いものよ。花をよおーく見てください!

私が高校時代は陸の孤島。両津から漁船のやや大型版で揺られること3時間。着岸地「喜びも悲しみも行く年月」の映画ロケ地にも選ばれた鷲崎灯台から歩くこと数時間。とても日帰りできるところではありませんでした。
今は自動車道路が通り、地域の人たちも恩恵をずいぶんこうむっているそうです。特に病人が出たときね。


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