宇江佐真理さんの『髪結い伊三次捕物余話』シリーズ第7話 「雨を見たか」に収められている短編。
宇江佐さんの髪結い伊三次シリーズは大好きで、ここまでの全シリーズ一気に読んでいったけれど・・・
で、この「本日の生き方」
話が伊三次、お文中心から、定廻り同心不破友之進の息子龍之進たちに。
この龍之進見習いの身でありながら上役の許可なく捕り物をした反省文の中に、
本日の小生の生き方、上々にあらず、下々にあらず、
世の無常を強く感じるのみにて御座候。
わずか15歳の見習い同心にこんな心情を書かせていいのか!?宇江佐さん。(人生50年の時代には、人間もずいぶん老成していたのかしら)と突っ込んでみるけれど、なかなか含蓄があって面白い。気に入ったから、これからは、真似させていただいて、やってみよう。
本日の私
洗濯 風呂掃除 買い物 荷物送る 昼寝 以上。
買い物のとき、以前通った美容室の店長さんにばったり遭遇。目が点。
荷物送るとき、受付男子に「佐渡は長崎県ですか?」と聞かれる。目が点。
「本日の私の生き方、上々にあらず、下々にあらず、さりとて平凡にもあらず。」
で、シリーズものって難しいわ、少しづつつまらなくなってきているもの。(生意気な)