まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

深く恥じて、へこむ

2013-07-10 12:09:34 | くらし

一昨日。
ものすごい暑さの中、意を決して買い物に出かけた。
坂を上ったら道端に老夫婦が。ご主人が座り込んで奥様が途方に暮れているように見えた。
声をかけると、ご主人の具合が悪くてこれから病院に行くところでタクシーを拾おうとしているとおっしゃる。
かんかん照りの日差しの中座り込んでいるので、日傘をさしかける。
その行動のみ。3人して途方に暮れる。ひたすら通りかかるタクシーを待つ。

と、通り過ぎていく車のうち1台の乗用車が止まってくれて。
具合が悪いのですか?と声をかけてくれる。
車から降りてきて、奥様にご主人の様子を聞く。
11時までに勤務先に行かなければ、と言いつつ、
「私の車で送ってもいいけれど、途中様態が急変しても責任とれないから救急車呼びましょう」
断言。
こんなことで救急車呼ぶのは悪いと躊躇する奥様に
「その方がいいですから救急車呼びます」と躊躇いがない。
ちょっと待ってくださいと車からスマホ取り出し消防署に連絡。
汗はかいていません。顔が少し赤いです、とご主人の状態を目で確認しての受け答え。
最後に「宮田です」と。
電話を切って、名前言いましたから、救急車来るまでここで待ちますからと、心強い言葉。

医療従事者だと名乗って、短い時間の間に、的確な状況判断かつ迅速な対応をしてくれた宮田さんの行動に日頃のお仕事ぶりが見えて深く感動した。
一度通り過ぎようとしたけれど、気になったので引き返してくれたそうだ。
救急隊員とのやり取りで分かったお名前、宮田さん、ほんとうにありがとう。

振り返って自分。年だけは宮田さん+20も上だけれど。
私はいったいどうするつもりだったのか。

こんな緊急の事態に対処する術も考え付かないなんて・・・情けない。
救急車に電話かけている宮田さんに現住所を読み上げ伝えるのみ、なんて・・・なんの知恵もない。
日傘差しかけているだけなんて。
宮田さんが手を貸してくれていなかったらどうなっていただろう。
ただただ飯食べるだけで、うすらぼんやりと日々を送っていることを恥じ入るのみ。
いやんなっちゃって深く落ち込む。さすがにへこむ。
反省しきりの出来事だった。
もうちょっとしっかりせよ、自分!!はっぱをかけて気合を入れなおす。

(写真は、鳥海山麓 『獅子が鼻湿原』です)


 

コメント
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