まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

姉弟愛

2013-07-18 12:59:34 | くらし

昨日、叔母のところに所用があって出かけた。
叔母は80歳でひとり暮らし。
あれ?お出かけと思いきや新潟に住む叔父の荷物。
叔父は叔母の弟ね。今や母の8人兄弟姉妹の中で残るは3人。

「今日は説教に来た、お前(私のこと)も聞いとれ!」とえらい勢いである。
そのために、わざわざ新潟から6時発の朝一の便で来るとは、まあ、と絶句。

先月、叔母が湯沢の友人宅に遊びに行くのを叔父に1泊とごまかして3泊してきた。
新幹線にひとりで乗れないものだから、弟を呼びだして乗せてもらったのに、家に帰ったの電話もない。
叔父は当然1泊だと思っているから、何の連絡もないことに不安を覚えたという。それでもと1日は我慢したって。もちろん叔母に何度電話しても、留守。
不安は募って来て居ても立ってもいられない。
叔母の知り合いに電話を掛けまくって安否確認をしたら、なんの。
2,3日留守してきます、と言い置いて行ったことが分かり、ようよう安心したと。そんなことだそうだ。ありうる。

おめがそんなだから、類は友を呼ぶって碌な友達じゃない。
電話せんでもいいのんか?のひと言ぐらい言わせんだったかっちゃ!
と叔父の怒りは思わぬところに波及。

お前さん、ひとり暮らしのもんが隣近所にいるっちゃ、辺りの人にとって見たら迷惑なんだからちゃんと連絡取れる人を作っとけ。
なんなら俺が市役所行って相談して来てやるから。
携帯電話もこうてやるから持っとけ、留守電もセットしとけ。
盆に来る時まででいいから、して欲しいことメモしとけや。
支援センターに行って聞いて来てやるから。

と、叔父はこの際の言いたい放題。いやあ、麗しい。姉思いの弟。
もちろん私は黙って聞いてはいない。笑いをこらえているんだから。
叔母の肩を持ち叔父の肩を持ち。あちこちにいい顔、かつチャチャを入れる。
だって、姉弟の立場が今や逆転して、弟が姉を心配のあまりの大声説教なんだから。
「叔母さん、こんなに心配してくれる弟がいてよかったね」
と、一人っ子でそんな複雑な感情は味わったことがない私としては、80の姉と77の弟のやり取りがおかしくもあり羨ましくもあり・・・で。

で、弟が迷惑かけたお詫びにと辺り近所に配るため持参してきた菓子折を、
「渡さなくていい!」と言う姉と「渡さんにゃどうする!」と言う弟がまたもや、喧々囂々の口争い。麗しき姉弟。
ああ、もう付き合ってはいられん。知らん。ほっといてさっさと帰りましたよ。

コメント
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