まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

墓参りのないお盆

2020-08-13 08:58:17 | くらし

JA販売所に手ごろな大きさと形のキュウリがあったので購入し、
夫に馬を作ってもらった。それ用に取っておいたナスで牛も作った。
ちょっとそれらしくなってほっとした。
佐渡の実家にいたら、他に姫りんごや鬼灯、ササゲなどもお盆に
並べて供養するのだが、こちらにはそのようなものはない。
かんじんの位牌も実家にある。
お坊さんが、自宅と実家を行き帰りするたびに持ち帰りすればいい
とおっしゃったが、なんだかなあとその気にはならなかった。
こうなってみると、それもありだったなといささか後悔する。
年や病気で帰られなくなることは想定内だけれど、まさかね、こんな事態でとは。

それにしても、お盆に墓参りに行かないなんて。
子どもたちが1、2歳のころも夏休みを過ごすためもあって毎年帰省していた。
当時は新幹線も高速のジェットフォイルもなく、特急で4時間、船で2時間半かけて
1日がかりで帰っていたのだからえらい大仕事だった。
両親とも元気だったから、我が家としては賑やかに揃って墓参りをしていた。
実はの話、若いころ私は墓参りはどうも気が進まなく、仕方なくついて行った。

それが、母が年を取るにつれて盆の準備を億劫がるようになり、
私がやらざるを得ないようになって。
今ではその両親の供養をするような年になってしまった。
簡単な誂えの仏壇だが、今年は初めて自宅でお盆を迎えた。
住職さんも、去年から新盆の家にだけお念仏を唱えに回るようになったから、
時代とともにいろいろなことに変化が見られる。仕方のないことだ。

ふだんは月命日どころか命日すら忘れてしまう親不孝者の私、
せめてお盆くらいは心込めようと思っていたのに。ね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする