まい、ガーデン

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富山一泊二日の旅④ 富岩水上ライン・岩瀬町

2024-04-19 08:54:31 | 旅行

富岩運河環水公園を散策した後、10時10分発のsora号に乗船して岩瀬へと出航。
ところで、「富岩運河」の名称の由来、ね。パンフレットによれば、
山駅北」から、当時の「東瀬港(現在の富山湾)」をつなぐ運河だから、とまことに明快。

 

 

運河へと入る
両岸は桜並木 またもや愚痴が出るのよ「昨日のように晴れて青空だったらなあ」って

で、途中最大の見どころ昭和9年(1934年)に造られた「中島閘門」に差し掛かる。
水位差を二対の扉で調節するパナマ運河方式の閘門で、国指定重要文化財にも指定されている。
迫力ある水位差2、5mもの「水のエレベーター」を体験できる。

ガイドさんの説明も熱が入る。
「船が下がってきて、草がだんだん見えなくなります」って。
私、どこに草があるんだろうとキョロキョロする。船の中から見て運河のどこにも草なんて
最初から生えていないじゃないの、壁にも何も生えてない。しばらく草を探して目は泳ぐ。
ああ、もう降参。二人に聞いた。「ねえ、草なんてどこにあるの?」
「道に生えていたでしょ!あの草が見えなくなってきたでしょ!」
もう自分のおバカ加減に笑いが止まらない。なあんだ、最初、船が停船していた時に見えて
いた道路の草のことか!確かに徐々に船が下がるにつれて道路はずんずん頭の上に。
2、5m下がり標高0、2mの水面を下流の富山湾へ。

中島閘門  右の建物が操縦室無事 貴重な体験の閘門を通過し

富山湾に入り

 

岩瀬港着船 岩瀬町散策ぶらり

岩瀬地区は、江戸から明治にかけて北前船交易で栄えた港町。
独自の建築様式の発達により、町の中心部には、現在も当時の様式の家屋が残されてるという。
そんな町をぶらぶらと。
ヨーコチャンが「佐渡の湊と同じようなところでしょ」とまあ、失礼なこと言って。
全然趣が違っていたわ。

 

 

竹のすだれでできた「簾虫籠(すむしこ)」と呼ばれる出格子(でごうし)が使用されている点が特徴で、
外から中は見えないが、中から外はよく見えるという、全国的にも珍しい格子、だそうな。確かに。

 

北前船回船問屋の面影と歴史を残す国指定重要文化財「森家」

 

 

岩瀬港から東岩瀬駅まで歩き、帰りは、水上ライン切符に付いている岩瀬から富山までの
路面電車でのんびりと。

お昼ごろには富山駅に着いて、お土産調達の人、さっさと回転寿司でランチする人、
それぞれの過ごし方。
14時10分発の新幹線かがやきに乗車してそうそうに帰るという、実に年寄り向きの
コース。欲張ればもう少し見たい所も多々あったけれど、まあこれで良しと
充分満足して大宮駅で別れた。

富山、金沢や長野に押されて地味な感じの街だけれどいいところだわ。

 

 

富岩水上ラインと岩瀬町

 

 



コメント (2)
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