電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

子育ての反省と子どもの学力

2007年12月06日 06時40分10秒 | Weblog
子どもが成長し、上の子はすでに結婚して二児の親となり、下の子らは大学院と大学生ですから、経済的な負担以外の、親としての子育てはあらかた終えたといってよいだろうと思います。比較的時間にゆとりのあった長女の場合は別として、多忙を理由にあまり遊んでやれなかったことが反省点です。(実は親が行きたかった)ピアノは習わせましたが、学習塾などは行かせませんでした。ですが、子どもの学力の面で言えば、医学部志望などの超難関希望ではなかったせいか、山形県の公立の小・中・高等学校だけで、必要とされる力はついたのではないかと思います。

今、振り返ってみると、子どもの本がたくさんある環境を作ってやったのが良かったと思います。幼児期に書店で楽しい絵本を探すのは楽しみでしたし、休日や夜寝る前に床の中で読んでやり、親も一緒に楽しみました。少し物心ついた頃には、福音館書店の「こどものとも」年少版、小学校に入ると「こどものとも」普及版や「かがくのとも」、中学年以上では「たくさんのふしぎ」を毎月購読し、きょうだいはもちろん親子で楽しんで読みました。親子で書店に行くと、年齢に応じて何時間でも本探しを楽しみました。学力の基礎は、子どもが経験した読書量ではないかと思います。

また、親戚知人近所の家庭を訪問したとき、来客時にもテレビがついている家庭と、来客時にはテレビを消す家庭とがあることに気づきます。その後の子どもの進路などを見るかぎりでは、来客時にきちんとテレビを消す家庭の子どもは、一般に学力が高い傾向があるように思います。子ども部屋にテレビがあるわけではないので、テレビを見る時間を制限していたり、がまんをさせたりビデオに録画させたり、その家庭なりのいろいろなしつけをしているからだろうと思います。
コメント (9)