電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

電子辞書の便利さ

2007年12月28日 05時44分41秒 | コンピュータ
CD-ROMが普及し始める頃、代表的なコンテンツは辞書でした。FM-TOWNSで使っていたワープロソフトFM-OASYSをバージョンアップしたら、ワードハンターという三省堂のCD-ROM辞書がついてきて驚いたことがありました。その後、各種のCD-ROMが続々と登場したものの、辞書の性格上、ドライブを常に占有されてしまいますし、辞書を引きたいときにいちいち辞書CDを入れ替えるのも面倒でした。

この問題は、小型の電子辞書が普及し、多くの辞書CDを持ち歩く必要がなくなったことで解決されました。今や、国語辞書や漢和辞典はもちろん、英和・和英辞典や百科事典なども収録されているものが珍しくないようです。意味や用例を調べるだけでしたら、もう十分に用が足ります。

先日、ようやく電子辞書を購入しました。シャープのPW-AT760というものです。平凡社の「マイペディア」は、CD-ROM版の世界大百科にも付いて来ていましたが、なにせ1998年のもの、データなどは電子辞書のほうがずっと新しいようですし、語彙のリンクもはるかに充実しています。また、OXFORD現代英英辞典も、英和辞典ではなかなかわからないところに気づきます。手書き認識や音声読み上げなどは、あまり頻繁に使う機能ではありませんが、「家庭の医学」や「医者からもらった薬がわかる本」なども、たいへん参考になります。

電子辞書を購入して使い始めると、もう一つ、思いがけないメリットがありました。収録されているものと同種の、何種類かの大型の紙の辞書を、手近な書棚と机上から移動することができ、だいぶスペースが空いたことです。「書棚の空きスペースはすぐにうまる」という経験則は承知していますが、少しでも手近な書棚のスペースが空くのはうれしいことです。
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