徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

ダイビング死 海の恐さ

2010-05-15 23:01:30 | スポーツ一般
 今日、沖縄でダイビングをしていた女性が溺れて亡くなったというニュースが“アサヒ・コム”に載っていた。この時期になると、時々、同様な記事を目にする。ダイビングに慣れていても海は恐いという体験を、実は僕もしたことがある。東京に勤務していた頃、水泳部の仲間と西伊豆へスキンダイビングをしに、何度か出かけたことがある。ある時、だいぶ慣れてきたので自由に潜っていたら、いつの間にか仲間の姿が見えなくなっていることに気付いた。これはちょっとまずいなと思い、とにかく浮上しようと思った。水深3mくらいに上がったその時だった。一瞬で僕の目の前が真っ暗になった。何ごとかと目を凝らすと、おびただしい魚群が僕の周囲を通り抜けているところだった。それを確認した瞬間、なぜか“死”が頭をよぎり、パニック状態となった僕は必死に浮かび上がり、岸に向かってやみくもに腕を回した。幸い無事に岸に辿り着いた僕は、安堵の胸をなで下ろしながら、パニックというのはこういうことなのか、と思ったものだ。ダイビング死のニュースを見る度にあの日のことを想い出す。