徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

鳳城の花嫁 ~ 長谷川裕見子さん(享年85歳) ~

2010-07-27 18:57:48 | 映画
 小中学校時代、この方の出演する映画で随分楽しませていただいた。東映時代劇の全盛期で、本数も数えきれないくらいだ。そんな中で、いつも町娘やお姫様役で花を添えていたのが長谷川裕見子さんだった。中でも忘れられない一本が「鳳城の花嫁(1957)」。当時の東映スターの中で一番好きだったのが大友柳太朗だったこともあって特に印象深い映画だ。この映画で長谷川さんは、若殿様と結ばれることになる町娘、つまり“鳳城の花嫁”となるわけだ。“バカ殿”の原点とも言えるコメディタッチのベタな時代劇なのだが、たしか日本で最初のシネマスコープ映画でもあり、まさに娯楽大作といった印象が残っている。古き佳き時代劇の時代を支えた“鳳城の花嫁”よ、永遠に!合掌。