徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

山鹿灯籠おどり

2020-08-14 21:11:30 | 日本文化
 例年ならば明日から山鹿灯籠まつりだが、今年は新型コロナウイルス感染がさらに拡大の気配を見せるなか、一部行事を除いて中止となった。残念だがしかたがない。そこで今日は、過去のまつり映像を楽しむことにした。

 最初の曲が、このまつりを象徴する「よへほ節」。明治初期から湯の町山鹿のお座敷唄として歌われていたが、昭和9年に山鹿の旦那衆が大作詞家・野口雨情を招き、温泉町再興のためのご当地ソングとして改作したもの。
 二曲目は、戦後、古墳時代の景行天皇九州巡幸に由来をもつ灯籠まつりを、それとは別に行われていた盆踊りと合体させ、今日のような灯籠まつりの形に再構成したが、その功労者の一人である民俗学者で放送作家の木村祐章によって作られた盆踊り唄。
 三曲目は、1300年前、大和朝廷によって築かれた鞠智城(きくちじょう)がある米原地区に、当時から語り継がれている「米原長者伝説」。暮れる太陽を呼び戻し、一晩で三千町歩の田植えをしたという長者伝説を歌にしたのがこの「米原長者口説き歌」である。


よへほ節


山鹿盆踊唄


米原長者口説き歌