雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

流石アメリカの発想

2006-12-01 06:23:38 | 発想$感想
松坂60億円、井川30億円。

ポステングシステムでアメリカが日本の球団に支払った金額は「想定の範囲外」であった。
びっくりした人が殆どであろう。

新聞によると、阪神の選手の年俸総額が29億円で、井川の30億円はタイガースの1年分の選手年俸が賄えた勘定になるとか、同じように松坂の60億円は西武の選手年俸総額の3年分という。

こんな多額の金を支払って採算は合うのだろうか?
アメリカの事情に詳しいわけではないが、間違いなくお釣りが来るほど儲かるのだと思う。

大リーグの球団経営は、それがビジネスである。
日本のどこかのように、新聞の伸びで賄うというような発想ではない筈だ。
そこで損が出るようなことをやる訳がない。

松坂や井川を純粋に野球選手の価値だけで測ったら、こんな金額にはならないと思うのだが、「野球選手としての実力+ブランドとしての付加価値」などでみると、損益計算が成り立つのであろう。


松坂の 日本を代表すると言い切れる実力、WBCのMVP、ヤンキースではなくレッドソックスである、高校春夏連覇以降彼の持つ運の強さ、そんな松坂の日本人の誰もが好むイメージ、日本を代表する松井,イチローとの対決、
などからの「ブランド」&「イメージ」

井川の 井川の後ろにいる熱狂的なタイガースファン、タテ縞のユニフォーム、松坂、井川の直接対決、右と左、松井、井川の田舎出のイメージと大都会ニューヨーク、何となく合いそうな松井とのイメージ、
そんな「ブランド」&「イメージ」


TVの放映権やその他付録のソフトは、沢山あるのだろうが、二人の「ブランド」がぶつかり合うことで、お互いに更なる相乗効果を産むのだと思う。

ヤンキースは松坂に60億円支払う価値を認めなかったが、松坂がいるレッドソックスを相手にする井川には、松坂に用意した額に近い30億円を支払っても、採算が取れると計算したのだろうか。


アメリカ市場だけでなく、間違いなく日本市場が視野の中にある。
大リーグにとって、日本市場は美味しいのだろう。

どんな、結果になるのか。 二人のグランドでの成績とともに、楽しみである。
コメント
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