雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

ふるさと線を守る会

2011-10-11 06:38:42 | みっきぃふるさとふれあい公園

★日本の鉄道は新幹線に代表されるように、何と言っても世界一の技術と安全性を誇っている。

ただ速いばかりで周辺技術やソフトノウハウが伴っていない中国の鉄道などとは、レベルが違うのだろう。

ただ、主要幹線はそんなに高いレベルを保っているが、

地方には赤字路線で廃線候補に挙がっている鉄道もまた多いのである。

ふるさと線を守る会 などという会が各地に出来て、廃線になろうとする線を必死に守っている市民活動もまた活発のようである。

 

★そんな中で、神戸電鉄の粟生線が廃線候補に挙がっていて、小野市、三木市、神戸市など沿線住民の間でも何とか守ろうとする動きが始まっているのである。

これは、簡単なようでなかなか解決の難しい構造問題なのである。

神戸電鉄、全体の経営としては1億弱の黒字だが、鉄道関係だけでは4億の赤字、粟生線だけ取り出すと10億~12億円の赤字だというのである。多分このまま放置するとその額はどんどん増えるに違いない。鉄道などは公共問題だから、補助金を出してでも維持するべきだという理屈もあるが、国としても延べ700万人の乗客のある神戸電鉄にいつまでも補助金を出し続けてはおられないというのも理解できる。

然しこのままではどんどん赤字は膨らむばかりだろうから、神戸電鉄の経営陣も廃線を口にするのも解らぬではない。経営の合理化を考える術も多分あるだろうが、周辺行政や市民の協力なしにはまた難しいというのも事実なのだろう。

そんなことで何年も前から『粟生線活性化協議会』なる組織体で官民一体で、検討を続けてきたのだが、もう一つすっきりした応えも見つからずに、今回は別に行政の市長や神戸電鉄経営陣も入った、『神戸電鉄粟生線存続戦略会議』なるものを立ち上げて検討に入っているのである。

 

★そんな状況の中で、『地域のサポーター制度』を創設して、支えたらどうかということで、

既に『ふるさと線を守る会』という市民組織を持っている東京や和歌山の先輩格の人たちを招いて、意見を聞こうと

『ふるさと線を守る会と粟生線沿線市民との交流会』というのが企画されて、昨日それに出席してきたのである。

 

なぜ? ちょっと経緯があって、昨日の朝、神戸電鉄粟生線問題というブログをアップしたのでだが、

たぶん、それをご覧になった板東さんが、Facebookで『おいでになりませんか?』とお誘いがあって出かけたのである。

会場は有形文化財に指定されている旧玉置邸である。

まつりのシーズンで秋まつりで飾られていた。

そんな奥の部屋で、東京からわざわざ来られた『ふるさと線を守る会東日本の藤代さんのご挨拶から始まった。

7人ぐらいしか集まらないのでは、と事務局は思っていたようだが、

こんなに沢山集まって、三木市からも筆頭幹部の方が出席されて、いままでの取り組みの状況などを説明されたし、三木を始め小野、神戸市の市議さんたちも出席されていた。

 

★いろんな意見が出されたが、それで解決するという具体的な案などはお持ちになっていないのである。

三木市も4万を超す署名が集まったとは言うが、その人たちが全て税金を負担してまで神戸電鉄を支えるかと言うとそれは別問題である。

署名をした人=税金で支える覚悟有 という構図にはならないはずである。

 

幾らかでもいい。自ら負担してでも粟生線を残す事に協力するという人たちを集めることである。

和歌山では一人1000円の負担する人たちを集めたそうである。そのあたりにヒントがある。

今度は11月3日に、『粟生線の未来を考える会』を立ち上げて、具体的な行動を提起するということだった。

 

三木市や小野市にどのくらいの覚悟があるのか?

市民の会は、どんな人たちがその核になるのか?

それが確りしていたら、NPO The Good Times はそれが仮に少数でも、応援しようかなとは思っているが、

本当に超党派で、本音で『粟生線を残そうという気持ちがあるのか? そこのところがkeyだろう。

 

★NPO  The Good Times のホ―ムページです

★Facebookのファンページです

★『異種、異質、異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』というFacebookページです。

 

 

コメント
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