関とおるの鶴岡・山形県政通信

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オール与党に、「当局を正す」自覚は?

2008年12月18日 | 市政全般
 17日の議会運営委員会に、市民プールの管理問題での緊急質問と、「議会として実態把握のための資料提出を教育委員会に求めるべき」という提案を日本共産党市議団としておこないましたが、他の会派がすべて「必要無し」という意見で認められませんでした。

 11日に書きましたが、4日の本会議での私の質問に対して、「市民プールの事務室を水泳連盟に無償貸与している」ということを伏せた答弁をしたことが、11日の厚生文教常任委員会で明らかになったことを受けて、議会としてこの問題の真相解明を図るべきだという趣旨で提案したものですが、他の会派は、「緊急に質問する必要はない」「当局答弁が不満だったからと言って、『もう一回質問させてくれ』というのはだめ」などと、緊急質問の意味がまったく理解できなかったようで、びっくりしてしまいました。(わかっていて「知らんぷり」したのなら大したものですが)

 今議会直前に発覚した水泳連盟の横領事件は、市の施設である市民プールを舞台にし、2千名を超える市民からのスイミングクラブの会費を横領するという重大な事件であり、市の管理をあり方も大いに問われる問題でした。
 ところが、議会前の会派代表者会議でおこなわれた当局の簡単な説明(新聞記事程度)でもって、議長が「この件はこれで穏便に」などと発言、どの会派・議員も議会で取り上げないという状態になってしまいました。
 挙げ句、私の委員会での質問制限に、緊急質問・資料請求の否定です。

 行政のあり方におかしいと思われることがあればきちんと質していくのが議会のもっとも重要な役割のハズですが、オール与党の議員の皆さんには、そういう意識が非常に希薄であると改めて実感しました。


 それとも、問題が問題だけに、「水に流す」ということ、かな?