関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

子どもの読書・心と体の成長を願って~支える会総会~

2007年11月18日 | 子育て・教育

17日(土)午後、「子どもの読書を支える会」第5回総会がおこなわれました。

          
Sさんの司会は明るく元気     大変好評の「昔語り」

 4回の例会、「土田よしはるさんと語ろう」の企画、羽黒への学校図書館担当者配置を求める取り組み、三川町での学習図書館司書配置の復活を求める取り組み、鶴岡市教育長との2回の懇談、会報の発行などこの一年の地道な取り組みが確認されるとともに、新年度の方針が了承されました。

 記念講演として、著述家(という呼び方になるでしょうか?何冊も本を著し、新聞などにもしばしば寄稿されています)で、城南町に整形外科医院を開業されている黒羽根洋司先生の「子どもの読書・心と体の成長を願って」がおこなわれました。

 お話しは、 「見ぬ世の人と親しみ、友人となる」「一冊の本が人生を変える」など、先生のこれまでの歩みの中から導かれた、「読書の意味・楽しみ」など、深く心に残るものでした。
 また、日本の子どもの読書離れの深刻さ、映像メディアの恐ろしさなど、読書をめぐる状況について、詳しいデータと科学的な分析も示され、非常に専門的な研究に刮目させられました。

黒羽根先生。医者であり、著述家です。

 私は、議会でも学校図書館の問題など子どもの読書の問題を一貫して取り上げてきましたし、この会には議員になる前から参加してきましたので、特別に思い入れがあります。

 会が引き続き、団体などの支援によらず、有志個人の力でこれだけの活動をおこなっているということに、改めて感銘を受けました。
 出来る限りのご協力をしていきたいと思います。

閉会挨拶はIさん。「日本一の学校図書館司書」として、全国を飛び回っています。
鶴岡は、読書の世界の人材豊富です。


    



荘内看護専門学校で戴帽式

2007年11月16日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 16日午前、鶴岡市立荘内看護専門学校の戴帽式がおこなわれました。

 春に入学した看護学生ら(男子一名含む)が、半年あまりの学習を経て、これからいよいよ現場の研修に入っていく節目の行事です。

 私は、荘内看学の行事は、入学式、戴帽式、卒業式と年3回出席しますので、今回で6回目、戴帽式は2回目となりますが、やはり戴帽式は厳粛なものです。
 私も、この学生らの未来に関わる仕事、厳粛な医療に関わる仕事をしているのだと背筋が伸びる思いがします。

 戴帽式に関わる真面目な話しは、昨年11月19日のブログでウンチクを垂れていますのでご覧頂けるとありがたいです。


社会福祉協議会「福祉のつどい」(ここも天下り??)

2007年11月15日 | 医療・介護・福祉など社会保障

15日(木)午後、鶴岡市社会福祉協議会の「福祉のつどい」がおこなわれました。

 鶴岡市ゆうあいプラザかたぐるまの皆さんによる歌で明るく楽しく開会、活動紹介として赤い羽根共同募金の活動、休憩の後「病気が教えてくれたこと」と題したNPO法人武久塾長武久昭雄氏の講演がおこなわれました(私は、都合があって講演は聴けませんでした)。

 「おだがいさまのまちづくり」をスローガンにしたこのつどいは、中央公民館のホール一杯の参加者があり、鶴岡にこれだけの方が地域福祉に関わっている方がいると思うと、それだけで心が温まる思いがします。

 かたぐるまの皆さんの歌や、手話、要約筆記など、福祉の集まりらしい感じがしましたが、しかしそれは、こういうことが普通に感じられていないということでもあるなと思いました。


 ところで、新会長として前鶴岡市収入役が登場したのには驚きました。
 先の9月市議会で、収入役の廃止に伴って退任となった時には、「元県職員からせっかく天下って来たのに2年で終わりとはご苦労なことだ」とも思ったものでしたが、すぐに次のお仕事が用意されていたということになります。

 福祉の分野でどんな実績・経歴があるのか知りませんが、市民はこういうのを「天下り」と言って不快に思っているんですよね。
                                                

 ともあれ、福祉の関係者の方々の切実な要求が前進することを願い、私も力を尽くしていく思いを新たにしました。 

 



 


国民のための経済政策を~どう見るGDP~

2007年11月15日 | 政治全般

今日、内閣府が2007年7~9月期のGDP(国内総生産)速報値を発表しましたが、日刊赤旗しんぶんに、「どう見るGDP~今宮謙二中大名誉教授に聞く」という記事が掲載されました。

 同名誉教授によると、
「速報値でプラス成長となりましたが、日本経済の成長が輸出と設備投資に支えられていることが改めて示されました。」
「輸出主導型の経済そのものには、問題はありません。しかし、日本の場合、国民生活を犠牲にした上での輸出依存型なのです。」
「足下では9月の失業率は4%に上昇しました。街角の景況感も7ヶ月連続で悪化しています。倒産も増えています。実体経済は悪化しているのです。」
「景気の数ヶ月先を予測する先行指数が1997年12月ぶりに(ママ)0%となりました。先行きに対する不透明感も強まっています。」
「今後、さらに原油高や穀物高、資源高によって生活がますます苦しくなるでしょう。中小企業も、価格に転嫁できないため、ますます経営は悪化していくでしょう。」
「この日本経済の衰退は、単なる衰退ではないとみています。経済の岩盤である、国民生活・家計、中小企業の営業に穴が開き始めている」  と言います。

 大変厳しい分析ですが、今後の正しい進路を考えるためには、現実を直視することが避けて通れません。

 これまでの自民党の経済政策は、「大企業が儲かれば、経済全体が活性化する」という理屈で、大企業を支援することを中心とするものでしたが、今や大企業がいくら儲かっても国民には恩恵が無いということが明らかになりつつあります。

 大企業の経常利益は90年度と比べ1.7倍に増加していますが、税負担は1%減です。トヨタ自動車などは、89年度~06年度の経常利益は、2.1倍になったにも関わらず、税負担は横ばいです。
 この8年間では、5兆4千億円の庶民増税の一方、大企業・大金持ち減税が4兆3千億円です。
 
 不安定雇用労働者を増大させ、労働者の賃金を抑え、国の援助を受けて、大企業は「我が世の春」ですが、こういう経済では、本末転倒です。
                                               
 







党議員研修会

2007年11月13日 | 活動報告

 11月12日(月)13日(火)の二日間、日本共産党山形県委員会主催の地方議員研修会が中山町「ゆらら」でおこなわれました。
 党中央議員相談室長山口正孝氏の「日本共産党の地方議員活動の基本」、山形大学人文学部教授の行方久生氏の「住民要求実現のために財政・財源論に強くなる」の二つの講義を聴きました。
 短時間に膨大な知識を「詰め込まれ」ましたが、大変ためになりました。

 「三位一体改革」による地方交付税削減、市町村合併押しつけ、借金による「景気対策」の押しつけetc.。地方の困難を拡大してきた国の施策に対しての怒り、更に、これから国がやろうとしていること(地方法人二税見直し、ふるさと納税など)に対しての疑問と批判、そういうものが全国で噴出しているとのこと。
 矢祭町前町長(自立の町づくりで全国に高名)、前鳥取県知事、愛知県知事などの発言は、率直で断固たるもののようです。
 そういう怒りが、先の参議院選挙の背景にあるということでしょう。

 行方先生のお話は、初めて聴きましたが、国と地方の政治・経済全般に渡っての大変広く深い内容のお話しに驚かされました。
 党県委員会で特にお願いして来て頂いたようですが、実に有益な講義でした。 

 質疑・討論も大変活発で、多岐に渡るものでした。党議員が住民生活のあらゆる分野の問題に日夜真剣に取り組んでいることが現れていると思いました。

 殆どの参加者が私の先輩・大先輩でしたが、私は何ら遠慮も無く、エラそうに何度も発言しましたので、後で講師の先生や、私を知らない先輩議員の方々に、「何期目ですか?」などと尋ねられてしまいました。

 ともかく、勉強しなければならないことがまた増えてため息が出る感じと、今後の勉強の手がかりが得られて嬉しい感じと、丁度良い湯加減でした(ゆららですので)。

 なお、当然のことながら、宿泊・参加費は自腹、夜の飲み物も各自持参で、プログラム外でも研修に努めました。
                                               


朝暘一小百周年

2007年11月11日 | 子育て・教育

10日(土)朝暘第一小学校の創立百周年記念式典と祝賀会がおこなわれました。

 学校体育館でおこなわれた式典では、御橋実行委員長(元教育長)ご挨拶、冨樫校長式辞、富塚市長、伴教育委員長、それぞれご本人の出席によるご挨拶に続き、4,5,6年児童のお祝いのメッセージがありました。
 これは、挿入歌「校歌合唱」「君に伝えたい」「児童会の歌」が素晴らしいハーモニーで歌い上げられ、また、運営委員長(昔で言う「児童会長」)の挨拶では、5分以上はあろうかという内容が諳んじられた、心のこもったものでした。素晴らしい内容に、終わった後はどよめきが起こったほどでした。
 
 祝賀会は、グランドえるさんに会場を移しておこなわれました。
 私は、式典の方は実行委員でしたが、祝賀会は来賓として扱っていただき、ステージの真ん前、名誉市民の山崎誠助先生の隣の席で大変恐縮しました。
 山崎先生は、市芸術文化協会会長、劇団麦の会主宰者などなど、多くの功績を持つ方ですが、戦後の一小の学校図書館活用教育の始まりの時代を担った方でもあります。

 一小は、幻の賞と言われる全国学校図書館大賞を受賞した日本一の学校ですが(私は、学校教育の歴史に残る業績と見るべきではないかと思います)、藩校致道館にその源流を見ることができるという人もあります。
 
 領主のため、続いて天皇のためにおこなわれていた教育が、日本国憲法に基づく教育の観点からは、全体として肯定できないものであることは当然です。「藩校教育はすばらしかった」というような主張を「お国自慢」と同じようにおこなわれては困ってしまいます。
 しかし、今日のすぐれた教育活動と何か共通性のある活動を、歴史の中に確認することができるということは、なかなか楽しいものです。
 百周年事業に参加して、そんなことを思いました。
                                               


絵本の読み聞かせ

2007年11月09日 | 子育て・教育
9日(金)朝、朝暘一小4年生への絵本の読み聞かせに行きました。

 以前にもお知らせした通り、1~6年生に8時15分から30分頃までの時間に、「本のたからばこ」のメンバーがおこなうもので、4年生は月2回やっています。
 ブログに載せるのは久しぶりですが、私はほぼ毎回行っています。

 読む本は各自が学校図書館、市立図書館、自分の本などから探して来るのですが、私はだいたい市立図書館に行って20冊位借りてきます。選ぶ時間は30分位かかりますが、私自身にとっても、新しい絵本と出逢える、ワクワクする時間です。

 今回は、「ギャバンじいさん」という本にしました。
 狩人のギャバンじいさんの家に、ウサギ、キツネ、クマと、獲物が自分の方からやってきて、みんな眠りこけてしまうという、「タナボタ状態」に笑いが止まらないギャバンじいさんですが、いざ、銃でしとめようとすると、もう一人のギャバンじいさんが現れて・・。

 どうぞ読んで見て下さい。
  「良心」というものが、ドキドキ、ワクワクの楽しいお話しの中で、自然に語られています。
 
 良い絵本は、ゆっくり読んで10分かそこらの文章と絵の中に、大人の心をも揺さぶる宝ものがあります。
 そして、絵本を見つめる子どもらの瞳は輝いています。そういう瞳をいつまでも持ち続けてもらいたいと思いながら、読み聞かせをしています。



 

4年3組お楽しみ会

2007年11月09日 | 子育て・教育
お待たせしました。ご希望の写真番号をメールで送って下さい。後で返信します。ブログ上では全画面表示はできません。
 アドレスは、sekidesu@agate.plala.or.jp です。

          
①出会いのつどいが始まります    ②開会です

          
③学級委員長あいさつ         ④保護者代表あいさつ

              
⑤所長さんあいさつ           ⑥学習係による準備体操

           
⑦スタート                ⑧コース表示(左上のピンクのカード)

           
⑨こんな坂は序の口でした。     ⑨こういう坂が始まります。

           
⑩ロープが無いと登れません。     ⑪下った後にまた登り。

            
⑫コースの写真はこれでお終い。   ⑬赤い実
 疲れましたので。

           
⑭青い実                 ⑮うまそうなキノコ

             
⑯ヤバそうなキノコ           ⑰これはどうだ?

              
⑱柿畑                  ⑲杉植林

           
⑳紅葉                  21紅葉その2

           
22木洩れ日                23秋空

             
24見ない方が・・(巨大ナメクジ)  


            
















医療保険制度学習会

2007年11月08日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 党地方議員団と地区委員会は7日夜、勤労者会館ホールで、「後期高齢者医療制度は大問題~安心できる医療制度を考える~」緊急学習会をおこないました。

 最初に、同制度の内容と問題点、医療と保険制度の現状などについて、庄内医療生協副理事長の岩本鉄矢さんから「日本の医療崩壊の現状と再建の展望」と題して講演してもらいました。
 引き続き、笹山一夫県議が県の広域連合をめぐる状況について報告、その後、私が市議会での同制度に関する市長や他会派の態度などについて報告しました。


 鶴岡市の国保は、加入者約28000世帯の8%程度が保険税を滞納、そのために短期保険証を発行されている世帯が2年前の3倍以上:1177世帯に達しています。
 短期保険証は、受診時には正規の保険証と同じように一部負担で受診できますが、そもそも保険税を滞納するほど困窮している世帯であるため、受診は手控えられていると推測されます。
 「金が無くて医者にかかれない」世帯が鶴岡でもこんなに存在しているということです。

 こんなに大変な国保世帯の中でも、より所得が低く、より有病率が高い75才以上を集めて保険制度をつくるということ自体、最初から無理があります(というか、目的が間違っています)。
 国保加入者以外も含めて21000人以上に達する、鶴岡の75才以上の方々の医療、その方と家族の生活を守るために、後期高齢者医療制度は廃案に追い込まなければなりません。

  


 


臨時議会おこなわれる

2007年11月07日 | 市政全般
7日(水)午前、臨時議会がおこなわれました。
当局提案の、「鼠ヶ関小学校改築工事用木材の取得」については全員賛成で可決されました。

 その後、各議員が所属する委員会などの決定、議長・副議長選挙などがおこなわれました。これらの任期は2年になっており、議員の任期4年の折り返しということになります。



 私は、これまでに引き続き、厚生文教常任委員会、議会だより編集委員会に所属するとともに、高速交通等対策特別委員会、庄内広域行政組合議会を新たに担当することになりました。

 厚生文教常任委員会では、2年間の自分なりの到達を確認しつつ、これまで以上に市民生活に密着し、市民運動と連携を深めた活動を進めて行くことをめざして、新たな構想・新たな決意を抱いているところです。