じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

毒素感想文・・・!!!

2013-10-28 21:30:45 | 日記的雑談
まっ,読書したんで、読書感想文で良いんですけど、おっさんが吐くのは「毒素」なんで・・・と、ホントは奇を衒って掴みを入れて見たかっただけなんですけど。

いや,読んだ本が「娼年」と言う一風も二風も変わった題名の本でして、はっきり言ってブックオフの105円コーナーで表題だけ見て買ったもんであります。

著者は「石田衣良」で、126回直木賞候補の作だそうであります。

で、あと書きを寄せている「姫野カオルコ」さんも、書き出しから、題名に釣られて読んだ人・・・と、この本の題名がそう言う感じで捉えられる事を宣っているわけです。

この小説の感想としては、緻密な描写力に脱糞・・・もとい、脱帽であります。
おっさんが脱帽すると禿でありまして、中々帽子は脱がないんですけれども、凄いですね。
で、ストーリーは題名のままで、歳若い男の娼夫の話しでありまして、随所に性的な描写が出て来るわけです。
創作なのか取材が元なのか?・・・ウーン、小さな切っ掛けから仕上げた創作だろうなぁ~、と、言うのがおっさんの感想であります。

自分と主人公の領を比べると、こんな二十歳が居たんじゃたまんないよ、と、言いたくなる程に大人だと思うわけです・・・これは批判です。

設定は大学にほとんど行かない二十歳、ですけど、バカじゃ無くて程々に教養がある・・・まっ、昼間学校に行かずに本を読んだり独自の勉強をしている、と考えても良いんですが、夜、酒の出る店で働くと言う事がどんだけ生活を怪しくしちまうかを体験しているおっさんとしては、キレイな創作だな、と、言う事で、総ての描写を、筋書きも含めて、ほとんどあり得ない作り物、として終始読んだわけであります。

二十歳でスゼェ~・・・金に溺れない、女に溺れない、自分を客観的に見られ、そして、人の気持ちが読めて繊細で、嘘もつかない・・・そして、何時でも男として起つ・・・そんな、スーパーマンかスパイダーマンか青田赤道じゃあるまいし・・・と、比べたら自分が惨めと言いますか、情けなくなって、小説を読みながら嫉妬していたわけであります。

いや,作り物だからおもしろく無いんじゃ無くて、作り物だから自在で面白いわけで、だから小説なんじゃないか、と、言え事では天下一品でありまして、似た様な作品は思いつきますけれども、しかし、この透明感と言いますか、濡れ場を描いてなお乾いた空気感・・・この作者特有の物だな、と、言う事で、一気に読んじまいました。

この小説には過去は頻繁に出て来るんですけれども、とりわけ、主人公が見据える未来は皆無なわけです。

この小説に引き込まれる味噌は、こう言う訳分からない人物描写ですかねぇ~?

やっぱし、人間関係を複雑に密に、そして分かり難く描けないと小説って無理なんだなぁ~と,つくづく思い知らされます。

で、例えば、旅行記とかのドキュメンタリー系でも、モヘンジョダロの風景描写なんか誰も読んでくれないわけで、そこに某かの人間関係と言いますか、悲喜交々の、出来れば筆者が悲惨な目に遭う話しなど、無くても、でっち上げてでも書かないと読み物にならないのは感じるわけであります。

しかし・・・人と会いたく無くて人のいない山とかばかり行くおっさんには、人間関係は無いもんなぁ~・・・種も無いから針小棒大も無理だしなぁ~・・・小説家は街に住まないとダメなんだろうねぇ~。
そして、夜型の生活で複雑な人間関係に溺れ、色恋沙汰もこなさないとダメなんでしようねぇ~・・・おっさん、獣道の見分け方とか、そんなのは滅法詳しいんですけど・・・。

と、言う事で、とても読み易く異次元世界を乾いた感覚でサラッと描いた、どっちかと言うと、濡れ場よりも心理描写が面白かったし、推理小説チックなストーリーを先読みするのも楽しかった、現代的総合娯楽小説・・・ですか? ナンちゃって。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マー君は凄いっ!!!

2013-10-28 20:00:31 | 日記的雑談
好きじゃない楽天の、大好きな田中マー君が、大嫌いな巨人を倒した・・・六回のあの球はテレビで見てても凄かった・・・球場で見たら、さぞや・・・いや,ネット裏ならともかく、安い場所だと意外と小さくてアレなもんですけど。

まっ、ナンであれ・・・今朝の河北新聞の一面がトップが県知事選じゃなくて楽天とマークんであると言う所が今時の世相をナニしていると思うんですけれども・・・まず、また宮城球場に戻って来る事を切に希望して、おっさんの喜びの言葉とさせて頂きます。

さて、書くべき事なんか何も無いわけですが・・・なんたって、天下ご免の「無職」ですからね。世間様に表立って意見したり、物申したりできる立場ではないわけで、だから、政治経済には口を閉ざしたわけです・・・言ってみれば社会の片隅で生かさせてもらっている存在と言いますか・・・まっ、由緒正しい言葉で表現すれば、社会の穀潰し、とでも言いますか?

と、まあ、そこまで自分を卑下する事も無いとは思うんですけれども、今年は、干し柿作りはカビを生やしちまって失敗するし、大根はなんだかとってもひねて曲がったのやら伸び切らないのしか採れないし・・・やっぱし無職はダメだねぇ・・・ウーム、どうしても下る方向へ行っちまいますなぁ~。

書くべき事は無いんですけど、書きたい事は山ほどあります。

アレです・・・店番していた時には毎日、3~4つ程は書き飛ばしていたわけですが、アレは、絶対に店からは慣れられないと言う縛りが有って可能なわけでして、完全に自由の身で何処で何をしていても良いと成れば。大して益も無いのにPCの前にしがみついている事は難しいわけです。

と、言う事で、本日は、九時少し前に家を出まして、まず、整形外科に行ってお話を聞いて、次に、世間話をしに、梅庵先生の所へ行って、次にツルハドラッグに行って、次の遠征に持って行く薬とか、使い捨てのひげ剃りとか買って・・・いや,ツルハで気軽にアレコレ買い求めたら6900円にもなっちまいまして、泣け無しの諭吉を財布から送り出しちまったわけです・・・この諭吉とは結構長い付き合いでして、月の初めに入れてから今日まで、おっさんの財布の中に入れられ、尻ポケットの圧力で温められていた物でありますから、とても名残惜しいのでありました・・・いや,無職なんでカードを使うのを止めたわけです。
もう、未来永劫収入は望めないわけでありますから、カードでのお買い物と言う借金はしない事にしたわけで、いつもニコニコ現金払い・・・現金の切れ目が命の切れ目と言う事で摂生する事にしたわけであります。

で、ツルハの隣の100均・・・サイゼリアじゃないし・・・なんだっけ?そんな様な名前の店?

まっ、次はそこに回ったわけです・・・で、買いたい物は「ロケットペンシル」であります。
いや,遠征の記録を書くのに使う鉛筆なんですけれども、ボールペンは気圧や温度変化に滅法弱いんでダメでありまして、シャープペンも取り扱いがとても激しいと芯が粉々になる事があるんで、子供が使うロケットペンシル・・・アレ、ほら、次々と新しいのが押し出されるヤツですよ・・・アレが一番良いわけです・・・鉛筆は、氷点下20度でも平気ですけど他の筆記具はダメですぜ・・・これ、ホント!!!

で、あとは、圧縮袋・・・衣類の圧縮をして荷物を小さくするアレです。
で、大して使いもしないオモチャのLEDライトとか買っちまったりして、1575円程支払いました・・・ええ、そりゃもう、キッパリと現金です。

で、次に・・・時計は1時半になっているんで昼飯を食うんですけれども、飯を食ったあとに立ち寄るスポーツクラブの敷地に隣接する西友のフードコートがお安くて良いんじゃないかと思って行ったわけです・・・車を置きっぱなしで両方行けるんで。

さて、フードコートは二度目なんですけれども、ここでの最高値はカツカレーの350円な訳であります。
おっさん、無職で無収入の分際なんで躊躇したんですけれども、思い切って350円のカツカレーを頼んじまいましたよ・・・ああ、こう言う豪快な外食もこれが最後かもしれませんねぇ~・・・と、備え付けの紙コップに水など汲んで席で待ったわけであります。

すると・・・39番カツカレーのお客様ぁ~~~と、長く尾を引く大きな声でカツカレーの感性を告げる声が響き渡ったわけであります・・・いや,名前呼ばれたわけでもないのに結構恥ずかしいと思うボリュームでありました。

で、カツカレーの味については何も言いますまい・・・場所柄と言い、お値段と言い、まっ、そう言う類いの物なのであります。

で、特筆すべきは、窓際の外に面したお一人様用の席だと思うわけです。
そこは、きっちりと角と角・・・まっ、柱を挟んで横長に二列と言う感じなんで、角は四つあるわけです・・・そこに、かっちりと一人ずつ、飯など喰っている風でもなく、皆して一様に鞄を角と反対の空いた方につい立てかバリケードのように置き、自分の領土を確保しているわけであります。

しかし、後ろ姿なのでナニをやっているのかは見えないんで総てがおっさんの想像なわけでありますが、エロ本を読んでいる人は居ないようで、ドーも皆してスマホなんか弄っているように窺えるのであります。

約一名、四つある角の中でも一番端の完全独立を勝ち取れる角の若者は、大量の書物が展開されている所から、たぶん、勉強して居るんじゃないか、と思えるんですけれども・・・最高に経費節約が行き届いているんでBGMも無く、だだっ広いスペースに客はまばら・・・あの、39番カツカレー・・・のマイクの超えさえ気にならなければとても静かと言える場所であります。

本来であれば残りの3名に対して加えた考察も申し述べたい所でありますが、中年のサラリーマンと、若い営業マン風と、高校生と思しき若者と、これが全部スマホで遊んでいる風なので面白みに欠けますんで割愛させて頂きます。

さて、ものの3分でカツカレーを喰い終わり、紙コップの水を飲み干す時に一抹の侘しさなどを覚えつつも、次の予定のスポーツクラブに行ったわけです。

まっ、スポーツクラブですからスポーツをする意外には無いわけですが、最後に風呂に入るんで、言えでの風呂代の節約にもなるなと言う事で、車にはいつも着替えが積んであるわけであります。

で、スポーツクラブで汗をかき、汗を流して上気した身体で車を少し走らせ、次の目的のスポーツデポに廻ったわけであります。

ここでのお目当ては、トレッキング用の靴下と、防寒用の長袖の下着のシャツでありました。
いや,おっさんは一年中半袖着用なんで長袖を持っていないわけですが、予定最低気温が氷点下25度なのんで長袖の着替えが欲しいよな、と言う事で買い求めに行ったわけであります。

まっ、ホンチャンのアタックの時に着用するラクダの股引と下着のシャツはあるんですけれども、アタックキャプまでの道中も長袖が欲しいかもな、と言う事で、予備の一枚であります。

で、売り場を眺めていたらもうスキー板が並んでいたんで見たわけですが、量販店なんでそんなに良い板は無くて、目を剥いて欲しがる物はありませんでした。

そんなわけで靴下コーナーに行ったんですけれども、もうトレッキングや山のシーズンも終わりなんですかね・・・売り場の感じは完全に売れ残りの放置プレイ、と言う感じで、秋以降は補充もされていない感じで、残り物を買って来た感は否めない訳であります。

で、レジへ向かうついでに、ふと見ると、1980円で面白い柄のフリースが有って、手触りとか確かめると悪く無いわけです・・・モンベルのマイクロフリースに負けてない感じ・・・よっしゃぁ~トレッキング中はこれを着て最後に捨てて来よう、と、籠にブチ込んだわけであります。

と、言う事で、ここでのお買い物が5900円になっちまいまして、とうとう、最後の諭吉と涙の別れをする羽目になっちまったわけであります。

ああ、今日と言う日はなんと悲しい1日でありましょうか・・・諭吉の後ろ姿を一度ならずも二度までも見送るとは・・・と、言う事で、家に帰って買った物をぶち撒けて・・・特に100均の小物に対して、ナンでお前が我が家に来ちまったんだか・・・などとやっていたわけであります。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする