政治経済　興味薄れる

いや、政治経済や世相に興味を持つ時期ってのは人生で何回かあると思うんですが、まっ、環境にもよるんでしょうね。

大概は青年期に左巻き的思想に気触れ体制批判などするわけですが、本格的な人は別にして殆どは現実の社会でどーやって飯を食っていくかに追われ政治への興味など抱いている暇がなくなると思うのであります。

で、自分などは左巻き思想を拗らせなかったナンチャッテ派だったので一過性のファッションで卒業したわけですが、二度目に興味を持った頃は何故か愛国精神満載の右巻きになっていたから不思議であります。

いや、ここでの肝は「愛国精神」でありましょう。

この一点だけで左巻きにはならないわけでして、ネットが流行り出す過程で仕組まれた流れにまんまと乗せられただけと、今は思うのでありますが、多分当たっているはずです。

で、只今の日本国の政治を鑑みると近来稀に見る大きな山場に差し掛かっているわけですが、わたし的にはあまり興味が湧かないのであります。

いや、気にならないのとは違いましてニュースなども拾ってはいますが、燃えないと言いますか、積極的に次の局面を予想するなどはする気が起きないのであります。

いやいや、安倍ちゃん以前の自民党タライ回し短命政権の時に感じた絶望感からの諦めによる無関心とは異質でして、まっ、きれいにまとめて言うとすれば「静観していられる」・・・なんちゃって、偉そうに。

で、現実問題として大多数の人にとって政治は実生活と無縁と言って良いと思うんであります。

いや、コロナで10万円貰えるってのも政治のひとつの行事ではありますが、あれとても騒ごうが騒ぐまいが貰えるときは貰えるんであります。

と、言うことは、無関心でも結果は同じであります。

いやいやいや、選挙のことを考えれば常日頃から政治家を監視しつつ動向に注意を払っていないと政治がわからなくなる、と言うのはお説ごもっともであります。

しかし、私が心の底から嫌いな政治家が平気な顔して当選するわけで、出自が怪しい反日国会議員や詐欺で前科がある辻本だって当選しちまうのを見ると自分の一票が虚しく思えるのは致し方ないと思うんであります。

さて、色々と御託を並べましたが本音はぐっと私的であります。

もはや年金の額も決まり社会に貢献とか、社会に打って出るなんて野望に興味が薄れると政治家が何をやっていても俺には関係ない、ってな気持ちになってしまうのであります。

言ってみれば「世捨て人気分」とでも申しましょうか、安倍ちゃんが辞めて菅さんでも俺の年金に変化は無いし、ってなわけで欲はかかないから波風も要らない気分なのであります。

で、政治ってのはやることは単純でして、徴税と分配、実はこれだけのことなんであります。

だから気になるといえば菅さんが漏らした消費税はやがて上げる、ですが具体的で無い話はどーでも良いわけです。

いや、例えば、政治には外交があると言っても、要するに日本国の立場を対外的に強くして、引いては税金を沢山集める手段のひと枝でありまからどーしたって政治の幹は徴税であります。

で、ジジイは税金も大して払っていないし、年金も大して貰っていないと言うことは、国民として存在が薄い、言ってみれば「その他大勢」の組みに回ったと思うのであります。

と、言うことで、その他大勢は発言権も無いし、もとより言える場に出る機会も無いわけでして、そーなるとその手の知識や情報も無用だなとなるのも宜なるかなと思うのであります・・・へっ、大した詭弁だ、ですか?

じじい日記