鉢ヶ崎の「わくわく夢ランド」で、珠洲では第2回となるアースデイが開催される。
アースミュージックやヨガレッスン、薪割り体験や薪ストーブの展示、食べ物屋さんもたくさん出て多くの参加者で盛り上がった。
珠洲の人にはまだ馴染みが少ないアースデイ。せっかくの企画であり、市内からの参加者がもっといればよかったのに・・・と、ちょっと残念。
かつての「珠洲の秋祭り」のように、鉢ヶ崎のイベントとして定着することを願う。
1時半からは里山里海自然学校の赤石大輔さん(ブログはこちら)の案内で、鉢ヶ崎海岸の植物探検隊に参加。
私も家の周りの植物なら少しはわかるが、砂浜の植物となると皆目わからない。会場に行って、赤石さんから植物探検があると聞き、これはラッキーと参加することにした。
簡単な手作り植物「図鑑」を手に砂浜を歩き、浜ヒルガオ、浜エンドウ、コウボウムギ、スナビキソウ、浜ニガナ、浜ボウフウ、オオマツ宵草、浜ダイコン、ウラシマソウ、ニセアカシア、そして鉢ヶ崎海岸にだけ見られる浜トクサなどの説明を受ける。
刺身のツマで時々みかける浜ボウフウは、鉢ヶ崎では少なくて採集禁止なのだという。減少の理由はわからないが、海水浴シーズン前の浜掃除で草まできれいになくなっているのかもしれない。
砂浜の花はまだ少ないが、浜エンドウや浜ダイコンの花は見られる(写真は浜ダイコン)。
海岸から松林に戻ったところでコンニャクの木のような植物を発見。ウラシマソウというそうな。
よく見ると葉っぱの下には黒くて大きい不気味な花が・・・ しかもその花からは紐のようなものが垂れ下がっている。花の姿が釣り糸を垂れている浦島太郎に似ていることが名前の由来だそうである。
散策の途中、赤石さんからアサギマダラの珠洲飛来の話やキノコと虫の研究からみえる生物多様性の話など、ほんのサワリだが、とても興味深い話も聞けた。
身近なところにこんなにも知らない世界があることにあらためて気づかされたアースデイであった。
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