北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

今日はここから

2019-06-25 | 珠洲市議会


珠洲市議会6月定例会、今日は一般質問。
ということで市政に関心を持つ仲間と誘い合って傍聴へ。
午前中は今春で引退した大兼政忠男元議員、米田幸助元議員も傍聴席で議論を見守る。

市議会傍聴席はいつ以来だろうと思い起こしてみる。
もしかして1990年以来?
原発問題で市政が大きく揺れていた当時、原発反対の議員は国定正重先生(元教師)ただ一人。
議場の中では孤立無援、孤軍奮闘の国定先生を傍聴席を埋め尽くした反対派住民が応援していた光景を思い出す。

なんと29年ぶりの傍聴席、傍聴席の椅子にはそれぞれ座布団が敷いてあり、座りやすくなっていた(知らなかった)。
7年前に傍聴規則を改正しており、傍聴は受付では名前や住所の記載などの手続きはなく、傍聴証を受け取るだけ。
傍聴席からのカメラ撮影や録音もOKだ。



そこはいいが、傍聴者に配布される発言者の通告書は質問の大項目だけ。議員同様、傍聴者には一人ひとりの詳細な質問要旨が記載された発言通告書が配布されていると思い込んでいた 発言者6人中5人が一括質問ということもあり、なおさらわかりにくい。「市民に開かれ議会」へ課題は多いが、やれることはすぐに対応してほしい。

さて、肝心の質問はというと・・・先日の山形県沖地震を受けての津波・防災対策や高齢者運転と免許の自主返納、関連しての市内公共交通、森林環境税、奥能登国際芸術祭等々。目下の関心の高い行政課題が中心となるのはいいとして、今年度はまちづくり総合指針とまち・ひと・仕事総合戦略の策定の年となる。次期指針・戦略の策定や人口ビジョンの問題点も含め骨太の議論もほしいところだ。
珠洲ビーチホテルや総合病院の経営問題も重要。特に6月議会はビーチホテルの経営状況の報告もあったはずで、新支配人の下、どのような方針で経営を立て直していくのか、大いに注目される。
芸術祭も数々の課題を抱えながら2回目に向けて突き進んでいる。質すべきことまだまだたくさんあるはずだ。
嘱託職員、臨時職員に係わる制度が来春から会計年度任用職員制度へと大きく見直される。9月議会にはそのための条例が提案されるはずだが、それまで議論をしなくていいのか。処遇が確実に改善されるよう議会から議論をリードしてほしいところだ。
市長の政治姿勢を問う質問がなかったことも残念。市議選に係わる市長の数々の言動は市長と議会のあるべき関係を根幹から崩すものだった。議会基本条例を制定した中で、このような市長の言動を放置するようなことはあってはならない。議会として市長に対してしっかりけじめをつけてもらいたい。

再質問が一つもなしというのもいま一つ緊張感に欠ける展開の一因だった。
今日の答弁で議員の皆さん満足しているとは思えない(満足していたらおかしい)。
明日、あさっては予算常任委員会、週明け7月1日(月)は2つに再編された総務教育・産業厚生の各常任委員会が時間をずらして開催される。各委員長の許可を得れば傍聴もできる。今日の一般質問で消化不良だった課題も含め、活発な質疑を期待したい。





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