北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

近藤代議士、浅川社長を追及したが・・・

2012-03-27 | ニュースコメント
 今日の衆議院財務金融員会では石川3区選出の近藤和也代議士が、AIJ投資顧問による年金資産消失問題で、参考人の浅川和彦社長に対する質疑に立った。

 問題発覚以降、浅川社長が公の場で説明するのは初めてであり、質疑のトップバッターとして1期議員の近藤代議士が立ったというのは、金融通を見込まれてのことか。
 おお、がんばっとるなぁという感じである。
 
 浅川社長は、野村証券の先輩社員(所属していた時期は重なっていないようだが)にもあたるが、ニュースで見る近藤代議士の表情は、先輩後輩という意識は毛頭感じられず、国民の怒りを代弁するという意気込みもあってか、彼にしては珍しいくらい感情を前面に出しての追及のように感じた。

 それはいいのだが、結果として引き出した回答は年収7,000万円(9年間で6,3000万円の収入!)というくらいで、イマイチ成果は乏しかったよう。
 詐欺罪を視野に入れてか、騙す認識を追及したかったようだが、それはそう簡単に認めるわけはなく、怒りを表に出すより資料を具体的に示して追及していく必要もあったのでは。

 年金運用の実態や監督官庁との関係など、結果として国民が知りたいことがほとんど明らかにならなかったのは残念。

 もっとも近藤代議士の追及の仕方云々というより、こうした核心部分はやはり証人喚問にしないと難しいか。


コメントを投稿