北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

石狩市民図書館へ 総務常任委員会視察

2014-10-23 | 珠洲市議会


総務常任委員会の視察で今日(23日)からあさってまで北海道。



のと里山空港から羽田乗り継ぎで千歳空港へ。
羽田は雨だったが札幌は快晴!



さっそく今日の視察先、石狩市民図書館に向かうが、レンタカーの手続きなどで時間がかかり、到着は予定を30分ほど遅れて4時半着。
秋の北海道は日暮れは早く、すでに夕日は山並みの陰に沈んでいた。

挨拶もそこそこに、さっそく説明を受ける。



不勉強を告白するようなものだが、石狩市民図書館がこんなに素晴らしい図書館だとは全く知らなかった。
近年話題の図書館と言えばTSUTAYAが運営する佐賀県の武雄図書館。
先般も珠洲市議会教育民生常任委員会が視察に訪れたが、私は武雄に行くんならその隣の伊万里市民図書館にもぜひ行ってと必ず勧めている。
伊万里は図書館を求める市民運動の力によってつくられた文字通り「市民図書館」である。
石狩の図書館も石狩市民図書館。
「市民図書館」の名称が気になっていたが、まさにここも図書館を求める市民の運動を受けて作られた図書館だった。



1992年から図書館事業計画がスタートし、翌年、構想策定委員会がスタート。
この委員会は市民だけで構成されたとのこと。
2年余りの議論を経て構想がまとまられ、次の段階の設計には図書館建設もプロが関わり2000年にオープンを迎えた。



対応してくれた副館長さんは計画段階から中心的に関わってきた図書館のプロ中のプロ。
図書館建設に係ったのは石狩でちょうど50館目だという。



子育て世代から子どもたち、高校生、読書会の市民団体、様々なボランティア団体、そしてお年寄りに至るまで、館内は隅から隅まで市民のニーズを反映して作られていることがよくわかる。
もちろん運営にも市民はしっかり関わっている。



学校図書館司書は学校ではなく図書館の職員だという。
どちらがいいのかにわかには判断はつかないが、最近、こうした動きも各地で出てきているとのこと。



輪島市の図書館とは友好図書館協定を結んで連携を図っているという。



視察は予定時間をオーバーし、外へ出たら真っ暗。
ここだけで今回の視察に参加できてよかったという気分
珠洲市も新図書館建設に向け検討委員会の議論がスタートしたが、日程ありきではなく、まずは広く市民を巻き込んだ議論が期待される。




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