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今朝は氷点下1度、いやうちの前はもっと冷え込んでいたかもしれない。メダカを入れた甕に3ミリ程度の氷が張っていた。すぐに窒息することもないと思いながらも慌てて氷を割ってやる。メダカはどこだ?見えない。底にひっそりと身を潜めているんだろう。
夜中は冷え込んだが、日中は快晴となる。今日は、珠洲の外浦一帯、岩ノリ採りの解禁日だそうだ。この時期にしては波も穏やか。あちこちで岩ノリ採りのお母さんたちの姿が見える。
これからは荒れた日が多くなるが、冬の外浦の海を見ると思い出すのが97年のロシアタンカー・ナホトカ号の重油流出事故である。
珠洲の長橋海岸に重油の塊が押し寄せたのは1月15日。荒れた海に浮かぶ重油が次々と岩ノリがつく岩場に押し寄せてくる。重油の上に重油が浮かぶ波が押し寄せ、何層にもたまっていく。
回収作業では、スコップですくってもすくっても、その下から重油が上がってくる。そうしている間にも沖から次の重油の塊が押し寄せてくる。
あのシーズンの岩ノリ採りは、もちろん、そこで終わってしまった。悪夢のような光景だった。
あの重油災害について、石川県は後日記録集を作成し、多くの研究者や現場で対策にあたった人たちも、二度とあのような災害が起きないようにと教訓を様々な論文にまとめている。私も当時かかわった経験から「重油流出災害から問われているもの」というを拙文を書いているので時間があったらご笑覧を。
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