北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

産廃処分場予定地「大釜」へ

2016-10-04 | 輪島産廃問題


産廃処分場予定地、輪島市門前町大釜地区へ。



国道249号線、門前町を南下し、鳴き砂で有名な琴ヶ浜を過ぎると山あいに入る。
そこですぐに山間部に入る脇道が。
昨日紹介した志賀町内にある輪島市の市道である。
市道と言っても普通車がなんとか走れるだけの道路幅で、産廃を積んだ大型トラックが出入りするには道路の改良が必要だろう。



道路の横には当初浸出水を流す予定だった深谷川が流れる。
輪島市が公共下水道につなぐ方針を示したので、この道路沿いに配管が敷かれると思われる。



国道から2キロほど走り、心細くなった頃にようやく家が見えてきた。
住んでいる人はもういないが、ときどき家や周囲の手入れのため、帰ってくる人もいるという。
今日は市外に転出された一軒の方が帰ってきているようで、車が一台止まっている。



さすが国内最大級の産廃処分場予定地。
大釜の名前の通り、谷間は深く、大きい。



きれいな小川が集落を流れる。



輪島市内でも、また珠洲市内でも、こんな奥まったところに人家があるのかなと思うようなところに暮らす人々がいる。
このような集落での暮らしをどのように保障していくのか、難しい課題だが、少なくとも巨大な産廃処分場建設のために集落全体を売却されては、下流地域含め周辺の地域でこれからも暮らし続けていこうとする人のプラスにはならない。


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