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芸術祭5日目。
昨日に続く雨模様。
事前にツアーの日程を組んでいるグループや、宿泊予約をいれているからやってきたような市外の人は見かけたが、各作品会場、来場者は少なかっただろう。
そんな中、芸術祭にボランティアとして積極的に係っている知人、距離を置いている知人、あちこち回ると次々と不満や批判の嵐。
運営についての不満も大きいが、現代アートの作品ならでは声も。
「なんやきゃ!あれ」
ちなみに下の写真は北アルプス国際芸術祭の作品「ウォーターフィールド(存在と不在)。
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下は奥能登芸術祭でも旧清水保育所を会場に作品を展開している塩田千春さんの瀬戸内国際芸術祭での作品「遠い記憶」。
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漂着ゴミやら使わなくなったガラクタ、使わなくなった建具などを利用した作品は田舎で展開される芸術祭のある意味「定番」的な作品。
ちなみに一番上の「神話の続き」や見附島の海岸に展開される「Drifting Landscape」(下の写真)は、奥能登芸術祭の「なんやきゃ!あれ」の東西両横綱のような感じ。
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もちろんそれぞれの作品にはなぜこの場所にこの作品か、その歴史的背景や空間的な理由(理屈)も含め作者の思い、作品のコンセプトがある。
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「神話の続き」の作品会場の入り口にはこのような解説看板が設置され、なるほどなるほどの理屈は書いてある。
そのうえで作品についての好き嫌いも含め様々な批評があるのは当然だと思うが、入り口前での「アウト!」のジャッジは残念。
「神話の続き」は作者の意図が詳しく書かれてるが、解説なし、あるいは解説者不在の作品も多い。
一昨日のブログでも少し書いたが、解説抜きで直観的に作品を感じ取る人もいる。
そういう方はそれでいいのだが、やっぱり理屈っぽい解説が少しはほしい人、あるいは少しは解説があれば「なんやきゃ!」で終わらない人もいるはず。
あえて理屈っぽい解説はつけないという作家もいるようだから、なかなか難しいところだ。
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