「最後の最後のお願い」の選挙カーも走り抜け、あとは有権者の皆さんの審判を待つばかり。
全県的に有権者の関心は低く、政策論争も低調とはよく言われることだが、今回の珠洲市議選、皆さんは何を判断基準に投票する(した)のだろうか。
これまで同様、地域対抗運動会の色合いが強いが、それでも今回から選挙期間中の政策ビラの配布ができるようになったことはプラスだ・・・と思ったが、うちの新聞の折り込みに入ってきたのは、5人の候補者のものだけ。残念ながら全候補者の比較ができない。
選挙ハガキも同様で、うちには数枚しか届かないし、政策の記載も少ない。
そんな中、唯一比較できるのが選挙公報。
しかしこれもスペース的にははがきサイズほどと限られ、十分な情報とは言い難い。
昨年、珠洲市議会の議会改革の研修会に講師としてきてくれた伊万里市議会議員の盛泰子さんは、政策ビラに予算を割く(公費負担があります)よりは、選挙公報の1人あたりのスペースを拡大した方がいいのではないかと指摘していたが、なるほどと思う。
そこは今後の検討課題として、選挙公報に記載された各候補者の公約を眺めて気付いた点を一つ。
市長が重点政策に掲げる「奥能登国際芸術祭2020」開催について触れている候補者はたった2人しかいなかった。
1昨年の第1回芸術祭開催後の住民アンケートでは「今後も開催したほうがよい」という方が51%いたのである。
有権者の関心が高く、期待も高いと思えば、積極的に自信をもって第2回の開催成功に向けた姿勢をアピールするのが、予算に賛成してきた現職の候補者の心理だと思うのだが。
多くの有権者と身近に接してきた議員の感覚としては期待度はそれほど高くないということではないのか。
政策ビラで触れている候補が候補者いないわけではない。もしかしたら個人演説会や決起集会、街頭での演説などで触れている候補者もいたかもしれないので、議員が芸術祭に無関心というつもりはないが、市長との温度差を感じてしまうのは私だけか。
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