北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

たたかいは続く!住民投票総括集会 

2017-03-12 | 輪島産廃問題
   

住民投票が無念の不成立に終わって早や3週間。
今日は住民投票総括集会で久々門前へ。

当日夜は記者会見を行い、そして輪島市民の皆さんへのお礼のチラシ折り込みはあったが、住民投票後、運動にかかわった人があらためて一堂に会するのは今日がはじめてである。

会場はさる2月12日、住民投票成功集会を開催した門前会館3階大集会室。
住民投票が成功を収めていれば会場溢れんばかりの人となったかもしれない。
不成立という結果を受け、果たしてどれだけの方が集まってくれるのだろうと心配しながら会場へ。

さすがに参加者が成功集会を上回ることはなかったが、100人以上の方が参加し、次々とマイクを握る参加者の熱いアピールは前回に勝るとも劣らない。

冒頭、板谷代表のあいさつでは前回に続き「We shall overcome(勝利を我らに!)」が登場。前回は独唱だったが、今回は会場の参加者とともに合唱する幕開けとなった。
参加者からは、
「民主主義が崩壊した輪島に若者が帰ってくるのか」
「投票に行けないことが悔しいと泣いた小学生、投票のために帰省した大学生、孫子のために杖をつき、あるいは車椅子に乗り、投票所に足を運んだお年寄り、足が痛くて投票行けなくてごめんね、というお年寄りがいた」
「『住民投票をするほど市を二分するテーマではなかった、民意が示された』と言っているが、棄権を促した住民投票に異議申し立てしたい。
「このまま引き下がるわけにはいかない」
「42.02%は大きな成果。今日は新たなスタート。できるこことを積み重ねていきたい」
「住民投票を不成立に持ち込む市長や議員は自治体を否定している。任せられない」
「建設推進側の異常で卑劣な妨害で成立しなかった」
「秘密投票が脅かされた」
「来春の市長選挙で堂々と賛否を明らかにすべき」
などなど怒りや、こらからのたたかいへの決意が次々と語られた。

   

写真右の看板にある「市長1年議員は2年」という文字は、残された任期である。

   

私からは、「勝てなかったが、決して負けたわけではない」とし、負けてないんだから今後もたたかいは継続するし、勝つための議論を重ねていきたい。ただし、絶好の勝ったチャンスを逃し、勝てなかったことも事実。原因を分析し、教訓化していき事は重要と指摘し、ボイコット運動を跳ね返せなかった原因なども分析。さらに昨年9月の考える会の発足以降の取り組みを踏まえながら、今回の投票数は来春の市長選挙が視野に入るだけの多くの票数であることを指摘。

今回。市長・議会と市民とのねじれは今回解消されなかったし、市長は自らねじれ解消のチャンスを放棄した。
次なるねじれ解消の場は次期市長選挙である。自ずと今後の運動は次期市長選挙をにらみながらとなる。



コメントを投稿