北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

ここにもパワースポットが

2016-04-15 | 珠洲、能登のお薦め


愛宕神社のスギ(高井の地蔵スギ)、高照寺の倒(さかさ)スギとともに珠洲の三大スギと称される若山町大坊の新宮神社のスギ。
高さ20メートル、胸高回り6.3メートルの巨木だが、最大の特徴は特異な枝張り。
地上5メートル付近からほうき状に枝が張り、無数に枝分かれしている。

久々にこの新宮神社のスギ々に立ち寄ると二つの変化が。



鬱蒼としていた神社後方の竹林やスギ林が切り倒されすっきりしている。
枝の広がりが青空に映え一段と存在感を増してる。



もう一つの変化はこれ。
いつの間にかパワースポットとのこと。

「自称パワースポット」もたくさんあり、言った者勝ちだと思えばそれだけのものだと思うが、あらためてWikipediaを確認すると「パワースポット」に対する様々な批判も紹介されている。
ブームに乗って神仏への畏敬の念を持たずに「スタンプラリーのように」パワースポット巡りをする行いはケシカランという意見やオカルト信仰などにつながりかねないと危惧する声もあるとのこと。なるほど・・・

神社新報の論説では「いたづらに流行に飛びつかうといふ姿勢は慎むべきである」「話題作りのために、安易に伝統を破壊するやうな行為だけは、厳に慎んでもらひたい。」と述べているとのこと。

鞍馬山博物館の学芸員の方の言葉も紹介しておこう。
「パワーをもらうだけでは終わらず、人に親切にするなど、仏の心に気付いてほしい」


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