北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

北川フラム氏を招いての国際芸術祭勉強会

2014-03-07 | 珠洲市議会
 3月議会の休会日を利用して急きょ、奥能登里山里海国際芸術祭実行委員会で総合ディレクターを務める北川フラム氏(株式会社アートフロントギャラリー)を招いての勉強会が開催された。

 さる2月15日、実行委員会の設立総会が開催されたが、当日はあいにくの荒天で羽田からの飛行機が飛ばず北川氏は欠席。多くの実行委員会メンバーにとっては北川氏の考えを直接聞く貴重な機会だっただけに、牛肉抜きのすき焼きみたいな総会となってしまった(ようだ)。

 そこで、3月議会前の議員全員協議会で、北川氏にあらためて来てもらい、直接話を聞く場を設けてほしいという要望が議員から出された。
 これを受けての今日の勉強会である。市長、副市長、企画財政課長も参加である。
 勉強会は結構だが、一般質問の通告を提出した後であり、質問日前という微妙な時期にこんな日程が飛び込んでくるとは思わなかった。

 というのも、今議会にはこの芸術祭実行委員会への負担金1千万円が盛り込まれた一般会計予算が計上されている。
 この1千万円は、予算が可決さえれば総合ディレクターを務める北川氏が基本計画策定のための調査や研究に使用することになるのである。

 一般質問では、私を含め3人が国際芸術祭について質問することにし、すでに質問通告書も提出した後である。さらに委員会審議も含めこの予算について議論されていく。いまここで、どこまで言っていいやら、どこまで聞いていいやら。いっそのこと、今日の勉強会を踏まえ通告内容を追加したい気分得ある。

 さらに、政友会の皆さんも、昨年末の総務委員会の勉強会のときはイケイケドンドンの発言が多かったように思うが、今日の北川氏を前にした質疑ではなぜか慎重発言が続く。
 北川氏が総合ディレクターを務めた昨年の第2回瀬戸内芸術祭の「素晴らしい成果」の紹介を受けたのだから、もっと威勢よく「がんばりましょう!」という声があがるのかと思ったが意外である。まさかいまさら梯子を外すようなことはしないだろうけど。

 1時間余りの北川氏からの説明に続き議員との質疑もおこなわれたが、なんとも微妙な空気。と感じたのは私だけか?

 私はせっかくの機会なので次の2点だけ質問する。

 ①北川氏が地域に頻繁に入り、住民の理解促進や情報の収集にあたることはわかったが、海外から招へいするアーティストは作品を制作する前にどの程度それぞれの制作場所(地域)に入るのか。
 (回答)長くいる作家もいるし、ぱっと来てサッとつくっていく人もいる。長く滞在して地元に迷惑をかけることもあるので長ければいいというものでもない。どの作家をどの地域に入れるかというコーディネートが重要。

 ②香川県議会では昨年の瀬戸内芸術祭の運営をめぐり、様々な意見が出ていることが報道されている。できれば詳細を聞かせてほしい。
 (回答)まだ県議会の審議が残っているので、詳細は差し控えたい。
  


コメントを投稿