大飯原発3、4号機差止訴訟控訴審の原告である「福井から原発を止める裁判の会」は、名古屋高裁金沢支部の内藤裁判長が昨年11月、強引に結審したことに抗議し、弁論の再開を求め、裁判所前でアピール行動を展開している。
高裁審理では、地震学者で原子力規制委員会の元委員長代理である島崎邦彦氏が証人として出廷し、関電の基準地震動の計算は過小評価だと指摘した。重大な証言にもかかわらず、内藤裁判長は指摘された内容を検討することなく強引に結審した。
3.11前の原発裁判に戻るつもりか。
今日が10回目のアピール行動とのことだが、私は今回初めて参加。
志賀訴訟は、金沢地裁・加島裁判長が去る3月26日の弁論で、最大の争点である活断評価について「規制委員会の審査を見守るのが相当」と規制委追随、行政追随の方針を示した。私たち原告は、有識者会合の評価書ですでに結論は出ているとし早期結審を求めている。
弁論再開を求める大飯訴訟と、早期結審を求める志賀訴訟とは一見正反対の要求だが、「司法は責任を果たせ!原発問題から逃げるな!」という主張は一致する。
福島から金沢へ避難している浅田さんも、福島の現状を訴え、弁論再開を訴える。
裁判所周辺は、兼六園や金沢城公園を訪れる観光客がいっぱい。
日本語を含め5か国語でアピールする。
No Nukes!
Stop Nuclear power plant!
外国人の皆さんの反応は日本人以上だ。
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