今朝(11月19日)の北國新聞の石川政治欄。
昨日開催された北國新聞政経懇話会での藻谷浩介氏の講演要旨が紹介されてる。
「『金沢一人勝ち』は幻想」の見出しに惹かれ目を通したが、「北陸新幹線金沢開業後の金沢の観光客増は皆さん思ってるほど多くはない。もっと増やせる。外国人を増やせ。上客を増やせ」という話で、金沢の観光の課題はそんなとこにあるん?とややガッカリして読み終えた。
そこは参加者の皆さん、「いい話を聞かせていただいた」ってことなら横からそれ以上口をはさむつもりはないが、講演要旨の中に一つ驚いた内容が。
赤線を引いたが「珠洲市で2年前に開かれた奥能登国際芸術祭に訪れた客の半分は外国人だった」との話
珠洲市が外国人観光客の受入れで北陸の最先端を走っているようで、私より実行委員会の皆さんの方がもっとビックリ?
実行委員会が作成した「2017総括報告書」をあらためて確認しても、外国人の来場者比率どころか、受入にあたっての課題すら記載されていない。強いて言えば海外在住サポーターや海外ボランティアの人たちがいたこと、そして公式webのページビュユーザーの海外比率(ちなみに台湾、ロシア、アメリカ、香港の計3.16%)が報告されているくらいだ。最後の「次回に向けて」の記載でも「外国」や「海外」の文字すらない。
「半分が外国人」なんて調査結果はどこにもないし、そんな実態もなかったことは珠洲市民なら誰でも知っている(と言い切っても構わないだろう)。
おそらくは瀬戸内国際芸術祭あたりと混同したのだろうけど、様々な統計データを駆使した講演の中でこんな話が混じっているとなおガッカリだ。
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