北野進の活動日記

志賀原発の廃炉に向けた取り組みや珠洲の情報、ときにはうちの庭の様子も紹介。

議会改革の議論がスタート

2011-10-03 | 珠洲市議会
 今年度1回目となる行政改革特別委員会が開かれ、珠洲市議会の議会改革の議論がスタートした。

 新谷栄作委員長の挨拶の後、まず事務局から議会改革の工程表(案)や自治体議会改革フォーラムの資料をベースにした討議資料の説明、白山市や加賀市の議会改革の状況などの説明がおこなわれた。

 以上2点を読んだだけで、昨今の自治体議会改革の動きをご存知の方なら首をかしげられることと思う。

Q1.議会改革をなんで行革の委員会で議論するの?別もんじゃねぇ?
 
 改選後の会派代表者会議で議会改革を議論する新たな場を設けるよう提案しましたが、議会の改革は「定数削減」と「報酬問題」という過去の経緯から行革特別委員会で議会改革も審議対象にするということになりました。

Q2.議会改革って議員自ら考えて議論していくもんじゃないの?議会事務局から提案するって変じゃない?

 確かに白山市議会、加賀市議会などは事務局ではなく議員が中心になって会議のテーマを決め、レジュメも議員自ら準備しています。そのような方向に行くべきだと私も思いますが、今日は第1回目。議会改革の必要性や基本的な課題、今後の議論のスケジュールなどについて、各委員が意見を出し合うためのたたき台が事務局から紹介されたということです。


 他の議会でも最初は似たようなものかも知れないが、総論として「議会改革」は必要との思いではほぼ一致しても、その温度差は大きく、重視する「議会改革」の内容についても認識にかなりの幅がある。そもそもなぜいま自治体議会改革が全国各地で議論され、取り組まれているかとという状況認識にも大きな隔たりがある。議会基本条例制定の必要性についても賛否がある。

 一方、今日も委員会では条例制定や会議規則の見直しをしなくてもできる具体的な改革案の提案もあった。
 「上々のスタート」とは言わないが、議会改革が正式に議論の俎上に上ったことが今日の委員会の最大の意義である。

 のんびり構えるわけにはいかないが、全議員の共通理解の積み重ね、そして全会一致が議会改革の論議の大切な運営原則。
 
 次は10月31日の議会全員協議会で今日の委員会の報告がおこなわれ、全議員で今後の方向を議論する予定。
 


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