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毎年一回、能登五市の持ち回りで開催される議員の研修会。
今年は珠洲市で開催され、ラポルト珠洲で研修会、ビーチホテルに移動し意見交換会である。
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研修会の講師は、今年は全国市議会議長会から調査広報部主幹の植田義隆氏。
昨年秋以降、横浜市議会から全国市議会議長会に派遣されている方とのこと。
演題は「地方議会の現状と今後の議会運営」である。
横浜市は日本で一番大きな市。片や珠洲市は本州で一番小さな市である。
自治体の規模が違いすぎて、珠洲はじめ能登の議会の実情と合わない話になるのではないか、そんな心配をされる方もいるかもしれない。
心配無用、いま問われている議会の課題の多くは、実は自治体の大小には関係ない。
かつて、「議会改革に自治体の規模の大小は関係ない。問われるのは志の大きさだ」といった趣旨のことを議会改革の先陣を切った北海道栗山町議会の元事務局長の中尾修氏が語っていたかと思う。
まさにその通りで、今日の講演は議会基本条例制定すら議論の俎上に上がっていない改革の志の小さい珠洲市議会にとって、残念ながら次元の違う話に終始したような感じがする。
能登五市で議会基本条例を制定しているのは七尾市議会とかほく市議会。議会基本条例ではないが、輪島市は自治基本条例、羽咋市はまちづくり条例を制定し、自治のあり方を議論している。
私は珠洲市議会の改革に向けた動きは、少なく見ても2周は確実に遅れていると思っている。
今任期、残すところ半年余り。
その差を詰めることは難しいが、立ち止まったままでは差は開く一方。
せっかくの開催地での研修会。
動き出さなければ、まさに税金の無駄使いと批判される。
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