今日は珠洲市議会全議員が参加して、富山県・新川広域圏事務組合が運営する宮沢清掃センター新最終処分場を視察。
珠洲市が新たに計画する一般廃棄物最終処分場は、従来のような山間部の谷間を埋めていく施設ではなく、被覆型、つまり防塵、防滴対策を施した大きな体育館のような施設。
30m×80m×深さ8mの施設に埋立廃棄物を入れて管理していく。
周囲に悪臭や水質汚染及ぼす心配がないことから、人家から遠くない敷地での建設も可能となる。
輸送コスト(冬季は除雪コストも含め)の大幅な削減にもつながる。
市にとっては必ず必要な施設であり、環境にも十分配慮された施設である。
と、理屈でこのように言われても、周辺の住民の皆さんにとっては、やはりあるよりない方がいい施設である。
議会としても、執行部の説明を受けるだけでは説明責任を果たせない。
百聞は一見にしかず、議会としても認識を深めようと6月議会に総務委員会が視察に行こうと決めたところ、最終的に全議員参加の視察実施となった。、
類似施設は全国にそう多くはない。
黒部市にある宮沢清掃センター新最終処分場はまさに先進地である。
新川広域圏事務組合議長のあいさつ後、事務局長、所長から施設の説明を受ける。
技術面や建設コスト、運営上の課題など、施設全般にわたっての説明を受け、施設内部を視察させてもらう。
密閉された施設なので、この時期、内部は少し蒸し暑いがそれでも真夏でもサウナ状態になることはないという。特段匂いも感じない。
人家から200メートルの距離にあるが、苦情もなく運営されているとのこと。
なによりかつての屋外の埋立処分場ではカラスがいっぱいやってきたが、現施設になって周囲にカラスはいなくなったとのこと。
少人数(14人)の珠洲市議会であるが、全議員参加の視察はめったにない(通常は委員会ごと)。
共通認識を形成してくうえで意義ある視察となった。
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