ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

東北夏祭り

2015-08-05 04:41:48 | エッセイ
大石邦子さん6月号「風のあとさき」の冒頭で、恥ずかしいながら「デスティネーション」という言葉しらなかった。さすがに連日の大々的な報道で感覚的にはわかるのだが、正確には解っていなかった。

亡母が良く言っていた言葉を思い出す。「この頃、外国のニュースを聞いているみたいな気がするよ」

私は笑っていたが、この頃は同じ戸惑いに戸惑っている。英和辞典、カタカナ略語辞典が手放せない。面倒だが調べれば「旅行などの目的地、行き先地」と出ている。それがわが福島県にどうぞとなるのだろう。・・・・

その福島のわらじ祭りを先頭に、岩手のさんさまつり、青森のねぶた祭り、秋田のかんとう、山形の花笠まつり、そして最後に仙台のお祈りを込めて七夕まつりで締めくくる。いずれも、8月の月遅れのお盆先祖供養にからむ、豊年満作の願いである。

これを一つにまとめて、毎年春先に震災後、東北6県を順送りに「東北6魂祭」が開かれている。その他にも、相馬野馬追い、郡山のうねめまつり、平の七夕、そして今や各地に広がる花火大会、わが町四倉は毎年夏祭りの最後に、お盆の16日鎮魂の花火大会が開かれている。