ブログ仙岩

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3.11月命日のアサガオ

2015-08-12 06:04:56 | エッセイ
昨日は震災4年5か月の犠牲者の月命日である。我が家の過去帳にも姪の名が記されお祈りをした。

今回も、県警などが沿岸部を掘り起し少しでも行方不明者の手がかりにと捜索だ行われていた。

北海道や郡山では水害が起こるほどの降雨、しかし、いわき市の沿岸部では雨が全然降らず、土の表面はぱさぱさで乾燥そのものである。入道雲は西の空に見え、竜巻注意報、大雨注意報が出ても、雨のあの字も感じさせない。

浜の夜は、さすがに東から冷たい風が入り、ケットの上に毛布を掛けて休んでいる。熱帯夜の地域の人には申し訳ないですが。

月命日の朝は4時過ぎになると、新聞配達のバイクの音、4時半からミンミンゼミの鳴き声で起きてしまう。散歩すると目につくものにアサガオが咲いている。昨年転居して、育てていた朝顔が自然に裏山に増えて見事に咲き誇っている写真です。種類は丈夫だからアメリカ産と思える。5時には海嶽寺の鐘の音が聞こえる。その南側には広野や川内の方が住む仮設住宅が立ち並ぶ。

来月5日には避難指示解除で楢葉町の町民の帰還が始まる。さぞ自宅での生活は安心感に満ち触れていることであろう。

一般にはアサガオの葉は広三尖形で細毛を有する。

花は大きく開いた円錐形で、真夏に開花し、花は外側からがく5、花弁5、おしべ5、めしべ1がある。5枚の漏斗状の花弁は融合し、各子房室には2つの胚珠がつくられる。花が終わると少し平たいボール型の実をつけ、その黒い種は来年の種として保存、一年つるまき植物である。