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被爆体験伝承者津田久美子さんのお話を聞いて

今朝、ラジオ深夜便「懐かしの歌謡スター」藤山一郎集のラスト3曲「青い山脈」「長崎の鐘」「緑の雨」を聞き終わって、4時台明日へのことば、「被爆者に代わって語り継ぐ」と題して、津田久美子(58)さんの語りを聞いた。

津田さんは3年前研修（被爆の実態、話し方、被爆者との交流、寺前さんから聞いたお話を文章化してお話する）を終え、今年4月から、原爆資料館で来場の皆さんに伝承している。

外国の方もおり、英語でお話しできればと研修しており、外人の方とのお話もしたいと。

実際に体験していないから、寺前さんが一番語り継ぎたかった「お母さん」と死んで行く泣き叫ぶように大声で語ってほしいと望まれたと。

寺前さんは、女学生学徒動員で、電話交換の仕事をしており、当日朝礼で整列していて被ばく、建物の下敷きになりやっとの思いで這い出で、避難所に行き、帰宅したがパニックで自分がどうなっているのか分からなかったという。数日たって、鏡を見ると左目がつぶれ、鼻には大きな傷があり、死んでしまいたいと思ったが何とか避難の島に辿り付いた。その時の同僚の「おかあさん」の叫びがあまりにも悲痛で悲しいという。

また、津田さんの母田中郁子（84）さんは被ばくのことを一言も語ってくなかった。がしかし、昭和32年生まれの私が伝承者となった今、学徒動員で生き残った母は2番目の姉は死に、上の姉は家で被ばくどこも怪我しなかったが、歯口から出血、呼吸困難で数日後に亡くなったと聞かされた。

津田さんの実際の伝承の言葉を生で、寺前さんのこと、母のこと、そして「お母さん」の叫びの声を聴いた。

昨日かな、NHKがランダムに調査した結果を聞いた。広島原爆の日は何時ですかの質問に、正解者全国で30％（広島は69％）、長崎は26％という結果であったという。戦後生まれの多い回答者には、広島原爆の日が8月6日8:15、長崎は8月9日11:02を知っている人が大変少ないことに驚いている。また、アメリカが原爆投下は止むおえないという人が50％以上という。私は絶対許せない8時15分には黙とうしよう。甲子園開幕楽しみも待っているから・・・。