ブログ仙岩

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地震災害に思う内橋克人

2016-05-03 08:31:36 | 問題
経済評論家内橋克人さんのトークを聞いて。

日本は地震大国で、避けて通れない運命にある。内橋さんは阪神大震災を経験している。家屋の倒壊で亡くなった人の77%は家屋の圧死、窒息死であった。

この明暗を分けた原因は、内橋さんの家は倒壊してもつぶれなかった。それは父が通し柱と筋交いをさせていたことであったという。

3.11震災で、我が家も半壊、通し柱6本、筋交いはすべてつけられ、外はモルタルでも、内は竹でできた昔ながらの壁こめで、エアコン設置で外壁に穴をあけるとき、こんなに厚い壁は初めてだとこぼしていた。それが、震災で、向かいの家は倒壊しても我が家は半壊で済み傾きはなく垂直に立っており生活している。

1950年にできた耐震基準は全国一律でなく、地域ごとに設けられて差があり、係数が甘かったと。

静穏期から動乱期に入った日本列島、復興に資金が必要、その地震保険は阪神震災時3%、今度の熊本でも20%ぐらいと。火災保険と抱き合わせで入りにくくなっていて考えさせられると結んだ。