ブログ仙岩

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鳥たちの声を撮る古賀典篤氏のトークを聞いて

2016-05-10 08:51:33 | エッセイ
今朝明日へのことば、82才の写真家古賀典篤(二科展会員)さんのお話を聞いた。

大学卒業後就職、転々として神戸の船を岸壁に着ける作業など長くやったが、ダンスに夢中になり、教室の先生から認められ、助手みたいな形で指導して5年、胃を悪くして辞めた。

絵を描いたり、写真を撮ることはしていたが、崖から落ちて半年も入院する前に、県展に応募していた作品が銅賞に入選、審査委員の二科展の方のアドバイスもあり、二科展一本やりと決めたと。

勤めの土日を利用しての撮影、車の運転は好きで、50才過ぎてから島根の宍道湖の白鳥を撮影、富山にいい白鳥がいると聞いて行く。また、新潟の飛来地へ、そして北海道の屈斜路湖へと出かけた。一気に飛行し、北帰行するエネルギーはどこにあるのかとその生態を観察しながら。

鳥の撮影に近づくときは歩腹前進で、すると鳥の方から寄ってくるという。何事も自然を大切にする姿が印象的であった。鳥の自然で本当の姿を撮るから話しかける声まで見えるのであろう。

寒いところは2台のカメラを必要と、その他の付属機材や旅費など金もかかるが、妻には感謝していると30有余年の鳥の撮影の感想で締めくくった。