ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

集団登校小学生のランドセル

2014-06-14 05:48:25 | 日記
震災被災地の小学校入学児童に匿名でランドセルを届けたり、祖父母や親戚のお祝いで頂くランドセルは6年間使っても形が崩れず、ミニにして保存し思い出にしてとプレゼントする方もおられる。丈夫な革製品で多方面への再利用もされている。

幕末の幕府が洋式陸軍導入の際、将兵の携行品を収納する装備品としてオランダからもたらされた背嚢(ransel)ランセルの発音が訛りランドセルになったと広辞苑第四版に載っている。明治以降も帝国陸軍では歩兵や下士官以下の革製背嚢が採用された。

明治18年(1885)に、学習院初等科で教育現場の平等から馬車や人力車での通学を禁止、通学用としてリックサックのような背嚢に学習用品を収納し通学すように規則を改めた。1887年昭和天皇が皇太子として、学習院初等科に入学する際、伊藤博文がお祝いとして特注で作らせ献上したものが、現在の箱型ランドセルの始まりであるという。

暫くこのランドセルは学習院の指定品だったが、業者が学習院に許可を得て市販すると富裕層の子弟から広まった。しかし、一般の子弟は風呂敷や安価なショルダーに入れて通学していた。昭和30年代に入ってようやく全国に広まった。

現在のランドセルは人工の皮革や牛革が普通で6年間持つ丈夫なものであるが、過去にはブタやサメ、アザラシの皮を利用したこともあったようだ。頂いたランドセルを大切に使って欲しいが、それを学童に押し付けることなく、そーと暖かく見守ることが大人の努めでもある。

只見ユネスコエコパーク登録決定

2014-06-13 11:03:00 | 日記
ユネスコはスウェーデンでの国際会議で12日、北海道・東北で初めて只見町と桧枝岐の一部がエコパークに登録決定した。

立ち入り禁止の核心、調査研究の緩衝、山菜取り可能な緩衝の3地域の生物圏保存地域で、また、国内最大規模ブナ林や貴重は植物、ツル細工などの文化圏で、手つかずの自然を守る世界自然遺産より、軟化した自然保護地域である。

ガラパゴス諸島など621地域で登録されているが、日本では、屋久島、大台ケ原・大峰山(奈良・三重)、白山、志賀高原、綾(宮崎)の5地域が登録済みである。

落葉高木の橅(ぶな)は腐りやすく、加工しても曲がり用材とならない価値のない木で、戦後伐採され、杉などの植林の地となったが、森の生き物を支え、水源など環境保全として大切な役割を担っていることが分かり、母の木(おものき)の別名とおり、奥只見原生林は正に森を育む母なる木である。

私も奥只見の只見ダムを左手に見て六十里峠越え新潟へ、途中Uターンして帰ったときの一度しか現地を見ていないが、豪雪が育んだ自然と民族・文化を守り、人間と自然の共生が只見の発展につながれば幸いである。

夏負け防止最高の健康食品梅肉エキス

2014-06-12 08:29:23 | 日記
夏負け防止に、梅肉エキス、南蛮味噌と梅やガマズミなど数酒で暑い夏を乗り切っている。父親に雨期前の生梅は食べるなと強く戒められていた。梅は食うとも核食うな中に天神寝てござるからである。

バラ科サクラ属の落葉高木のウメの実をすりおろしたしぼり汁を長時間煮つめペースト状にした黒い健康食品である。江戸時代末の医師衣関順庵の医学書「諸国古伝秘方」(1817)に梅肉エキスの作り方が記されており、赤痢、チフス、食中毒、吐き下し、下痢、便秘、消化不良などに効用と。

現代では血流改善、降圧作用、免疫細胞活性、抗インフル活性、疲労回復、肝臓強化、静菌作用などが知られている。梅肉エキスにはリンゴ、コハク、カテキン、ピクリンなど有機酸が豊富で代表クエン酸と生梅の糖質と結合してできるムメフラールは梅肉エキス特有からの効用と分かってきた。

スーパーから購入、5/10の1日がかりで生梅1kgで作った梅肉エキス20gは以前妻の専売特許(一度に6kgも)であったが、楽なジューサーではエキスの効用が半減するというので、今回は私が、手ですりおろし、袋フキンで絞り汁(750g)をとろ火煮つめて作り、残りはジャムに作った。過去に市販のものと比較したが、割りばしに黒いしみが残り、本物は茶色気味の黒で割りばしに黒いしみは残らず、1回に食する量は耳かき一杯分位食前に。生梅は出来るだけ青い新鮮なものを選ぶことである。お試しあれ!

梅雨時に必要なビニール雨傘とその活用など

2014-06-11 09:44:06 | 日記
日本で初めて生産されたビニール雨傘東京オリンピックから流行したとか。安くて大変便利、その活用は今や広範囲でなくてはならないものになっている。

ちなみに、私の利用法は牡丹の花は雨に弱く、3,4日で終わるので、雨で即ダメにしたくないから、ビニールの傘をさしてあげる。また、テレビなどの撮影では、顔の表情までわかるように大変役に立つという。選挙演説では5,000円の演説ようビニール傘もあるという。

しかし、雨が止むと必ず置き忘れる人がいる。特に、列車の中などが多いと聞く。が、職場に忘れてもなくなる心配はないが、一般に忘れるタイプの人は、雨具といえば傘だけとしている生活者に多い。強風で壊される傘などテレビに映し出されるシーンで、何故コートや合羽などの雨具を手元に置かないのかと飽きれて見ている。キャンプや登山をするとき、上下の合羽の雨具のない生活は考えられない。

日本の人口1億2,800万人に対して1億2千万本の年間生産全体数の傘であるが、7,000万本は紛失消費しているとか。今の梅雨空に必要な傘は、先端の露先が危険から使用させない小学校の国もあるという。傘の親骨、受け骨、ロクロなどの傘修理屋さん見かけなくなった。が、少しぐらい壊れたものは自分で修理して、大切に使う習慣、もったいないを守りたいものである。