ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

超高速参勤交代で頂くたけちくわ

2016-09-24 13:13:39 | エッセイ
今朝の福島民報「あぶくま抄」に、真っ白な魚のすり身を指ほどの太さの竹に蒔いて焼く「たけちくわ」が載っていた。

いわき市の練り物の歴史は古く江戸時代にさかのぼり、昭和になり、日持ちする製法が生み出され発展してきた。震災前の包装かまぼこ生産量は日本一を誇っていた。

このタケチクワには、四倉港に水揚げされたオオギスの一部を使っていたが、原発事故後はスケソウダラなどを混ぜ、変わらぬ味を保ち再現していると。

タケチクワは徳島県小松島の名産であるが、「超高速参勤交代リターンズ」でも、湯長谷藩主役などが口にする場面がある。市販の竹輪(ちくわ)はこれからおでんなどには欠かせない食材であり、地元の食材をふんだんに利用したいものである。

おはぎを頂いて

2016-09-23 08:43:08 | エッセイ
彼岸の中日にお供えした「おはぎ」を頂いての感想であ。秋の彼岸は「萩の餅」のおはぎ、春の彼岸は「牡丹餅」と同じ作りの餅を理解していた。

しかし、牡丹餅やおはぎは、もち米を蒸し、軽くついて(半殺しともいう)丸め、こし餡やつぶ餡を絡めた餅のことである。が、このつぶ餡のつぶが、牡丹やはぎの花に似ているからと「広辞苑」には出ている。

ではこし餡のおはぎは何というのか、私見であるが、きれいな小判型がおはぎで、でこぼこのつぶ餡が牡丹餅と思っている。

でも、昨夜妻が娘に、T菓子店のおはぎ頂いたとメールすると、先日食べたかったどら焼きが売れきれのお店で羨ましいと返信が届いた。おはぎを頂きながら、兄弟、両親の月命日がこの秋の彼岸中に3人もおり、先祖を敬い、故人の足跡をしのぶことができ、健康で生きていることに感謝の一日であった。

秋分の日に思う

2016-09-22 10:15:48 | エッセイ
今日22日は、秋分の日、二十四節気の秋分、彼岸の中日、おはぎをお供えして、ご先祖を敬う。でも、雨でがっかり。

それを予想して、昨日の昼下がりいわき市草野の墓参をした。写真は二ッ箭山系の山々。帰路秋日傘の女性に出会い、残暑の厳しさを感じた。

空の雲は、秋にふさわしくない夏に近い雲であり、子規は「春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬の雲は鉛の如く」と、四季の空を例え分けした。まるで春夏秋冬の残暑だと川柳に読まれている。四季の変化と共にわが故郷を思う方も多かろう。

ひとめぼれが会津坂下から出荷、今月の28日からお店に出回ると。一番多い「こしひかり」はこれからで、大変おいしいコメで我が家でもこの会津米を頂いている。

海岸線には巨大な防潮堤ができて、海は見えないが、実りの田んぼをみて、無事収穫されることを祈るばかりである。

台風一過でも吹き荒れる東シナ海

2016-09-21 10:26:16 | エッセイ
台風16号は大隅半島に上陸、四国の南沿岸を北上、紀伊半島田辺に再上陸東海道の沿岸で温帯低気圧に、行方不明者家屋浸水の被害をもたらした。

しかし、台風一過の尖閣諸島には、中国船が「漁民の清明と安全を守る」と領海侵犯を繰り返す。愛国無罪のデモのニュースは鳴りを潜めたが、一時の爆買いもニュースとなった。

歴史問題はあって、日中関係はなかなか安定しない。小泉政権下でも凍り付いた。それに南シナ海人口島でぎくしゃくしている。

むろん主権は譲れない。だが挑発せず、挑発に乗らず、あおらず、そして決然と。官も民も、平和国家の矜持を堅持しつつことを運びたい。

安倍総理は、関係職国と外交を繰り返し、大統領選のクリントン氏と会談したり、ロシアのプーチン大統領と北方問題、経済問題で11月に会談、天皇もベトナム訪問を計画しているとか、過激思想に染まった今度のニューヨークでの爆破のテロのように、その警備が日本にも臨まれる。

彼岸に襲う台風

2016-09-20 08:22:50 | エッセイ
夏目漱石の「坊ちゃん」で、赴任した四国松山の地で、「田舎だけあって秋がきても、気長に暑いもんだ」と、西日の当たる部屋で悪態をふいた坊ちゃんだが、ヒートアイランドも手伝って、今では東京も負けず劣らずに暑い。

また、「暑さ寒さも彼岸まで」、でも、昨日彼岸の声を聞くと、こたつが恋しくなる。彼岸入り雨の中でも虫の声。

台風16号がまたやってきた。南九州から太平洋側を通過する予報だ。9,10,11号トリプル台風で、東北・北海道に甚大な被害をもたらした。岩手の岩清でようやく孤立の家がなくなったと20日の今朝報じていた。

今年の残暑はいつもにもなく厳しく、体調を崩した人もたくさん出た。

秋日傘に別れを告げると、夏を見送った一抹の寂しさが言葉にはある。雨はもう沢山と言っても、自然は無慈悲で容赦なく降り注ぐ、熊本、阿蘇も地震豪雨で大きな痛手、16号にも、早めの備えで守りを固め、被害を最小限に止めたいものである。