ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

漢字の足し算引き算の解答

2016-09-19 09:06:20 | クイズ
漢字足し算引き算の答えは「竹取物語」でした。平安初期にできた最古の作り物語、作者不詳で、竹取の翁が竹の中から得た美女かぐや姫が、5人の貴公子の求婚に難題で退け八月十五夜に月の世界へ帰る物語。

難しい語句は金欲の守銭奴(しゅせんど)、同じ局面が4回現れる将棋の指しての千日手(せんにちて)などです。

また、敬老の日、以前は15日でしたが、日曜日の翌日に連休にし、行楽にはいいが、休養には大変悪く、敬老の意味や気持ちの上で祝う心が薄れてしまう。大変まずい政策である。12日間のリオパラリン閉幕、彼岸の入りでもある。

獺祭忌(だっさいき)に思う

2016-09-18 09:17:00 | エッセイ
明日19日は正岡子規の命日糸瓜(へちま)忌として知られるが、もう一つ「獺祭忌」とも呼ばれ、捕獲した魚を食べる前に並べる獺(カワウソ)のことで、転じて、詩文を作るときに、多くの参考書を並べ散らかすことから、子規はその居を獺祭書屋と号した。それになぞらえた忌日の名である。

カワウソは愛媛や高知で見られたが絶滅種の判断が下され、子規はさぞ嘆いているであろう。昭和迄生息していた哺乳類の「絶滅」は初めてという。開発など人為的に進められての悲劇である。

また、NHKはまなかあいづで、五七五の俳句が2題読まれている。プレバトでは夏井いつきさんが厳しく評価したり、俳句甲子園での審査から、選択問題を出したりして、俳句ブームの感がある。

昨日の土曜ホットタイムのボヤキ川柳では「赤とんぼ秋のせなかを開けに来る」?など・・・。

何はともあれ、秋の夜長に、五七五に季語を思い浮かべ、頭の体操をしてみたいものである。


名月のお飾り

2016-09-16 11:14:14 | エッセイ
昨夜は仲秋の名月、近くの山からとってきたススキとハギを我が家の廊下にお飾りしました。

残念ながら、震災5年半という東北の太平洋側は情けなく曇りが多く、お月見はできませんでした。

ハギの花は、咲き始めたばかりで、葉は複葉小判型、紅紫色の花をつけ、小さな蝶の形をして連なっています。ヤマハギ、ミヤギノハギを指しています。

ススキ

2016-09-15 09:57:08 | エッセイ
秋の七草、萩・薄・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の七種の草である。

2番目の薄は昭和30年代まで、かやぶき屋根の材料として、日本各地に萱場があり、わらぶき屋根に使われた稲よりも気高い雑掌であった。

しかし、薄の葉で手足を切った経験が何度もあった。皮膚が切れやすいガラス質のとげがのこぎりのように並んでいるからである。また、雑草では、しっかり根を張り、素手ででの草引きは簡単ではない。成長が早く、薄の名はすくすく育つことに由来している。

今は見れなくなった、萱場には手入れが施され、定期的に刈り、春先には火入れをして、すすきの群落を保っていた。

風に揺れるすすきの白い穂は秋の風物詩であるが、おしべとめしべを出して風に運ばれ、他の薄からの花粉を取り込み受粉する。花が終わると枯れてしまうが、根元では次の芽が準備されており、枯れてもいつまでも立っている。

船頭小唄に、俺は河原の枯れすすき・・・とあるが、立ち枯れのすすきは悲しい運命のように思えても、事実は生命力が強く、プライドの高い植物である。