4/20(金) 熊本・菊池の「きじの松田屋」さんから、きじ鍋セットが届いた。鍋用のきじに肉と野菜から豆腐・スープに仕上げの雑炊用の卵・刻みネギまで入っている。ご丁寧にも作り方の手順と注意点まで記したメモまで同封されていた。
すぐに、NetBANKで代金の振込みをした。きじ鍋セット(8人分)・ホロホロ鳥の燻製が入って14000円也。これで今夜の山賊酒盛り会の参加を募らしたところ、今のところ8~9人とのこと・・・。会費1000円で、飲物などを調達さす。
さて、どんな味なのか待ち遠しい・・・。待ちに待っていたU老は、風邪を引いたとのことでお休み。差し入れのワインだけは昨日に届いていた。
昨日の早朝と言えるかどうか、6時過ぎに家を出て京都を経由して「吉野」へ向かった。神戸の後輩を訪ねる予定が有り、途中、吉野桜を一目見ようとした次第。
11時頃に吉野に着くと、帰りの切符を求める人で小さな駅は大混雑であった。下の千本は既に散り、遅咲きの木にチラホラ。中の千本も満開を過ぎ、ひと風毎に桜吹雪となった。
金峯山寺では、蔵王堂の秘蔵のご本体が公開中。TVや駅貼りのポスターで盛んにPRをしている。桜の盛りと相俟って、吉野は例年より人出が多いのかもしれない。
次の予定があるので、駆け足で中の千本までを歩く。銀座の歩行者天国か渋谷センター街並みの混雑だが、無理もない。道幅が狭いうえに土産物店が軒先を連ねている。この日、汗をかくような陽気となった。
中の千本、見晴台辺りから上の千本を望むと丁度満開か・・・。奥の千本は未だ、蕾とのこと。時間に押されて山を下るすがら、七曲の山道の脇に先遅れた花が・・・モミジの青葉が木漏れ日に映える。
下山した辺りに小さな神社があった。その入り口に小さな桜木が淡い色合いの花を咲かせていた。花は「幣掛け桜(しでかけさくら)」の銘板あり。一重と八重の花びらをつけ、珍しい桜とのこと。水尾天皇がこの花に目を留め、牛車を引返さしたとあった。
十数年前に訪れた時、宿は文人宿との看板を掲げた「桜花壇・サクラ花壇」であった。濡れ縁から、朝靄の中に淡い桃色をひと刷け流したような桜林の残像が残っている。二度訪ねる必要はなかったか・・・。再度訪ねて、初めて見たときの善さが分かったのか・・・。
あの時、下の桜はハラハラと舞い、中の桜は今を盛りと咲き誇っていた。一緒のメンバーもまた良かった。
夕刻前、神戸に入りN社グループの兵庫支店長を勤めるI氏を訪ねた。久々に旧交を暖めながら酌み交わした。神戸阪急電駅の高架下の路地を歩くと、面白いことに左手は全て立ち飲み店であった。
さて、今宵の山賊の酒盛りは大賑わい。きじ鍋の旨さに皆舌鼓をうっていた。ビール・ワイン・日本酒・焼酎と飲物は豊富。会費要員は8名ながら、飛び入りでスタッフが極旨のきじ雑炊を食しに現れた。
酒がまわり、煩いことこの上なし・・・。