オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

酒場

2012-08-14 | Weblog

8/14(火) 昨夜、ある会で知り合った同業のご夫妻と渋谷にて懇談となった。ご主人が同郷で、夫人は東京で生まれ育ったが高知が大好きと仰る。そこで、我が郷里の先輩が営む店にご案内することとした次第。

店は、勿論渋谷・宇田川町に毅然と輝く「奈加野」さんである。このBLOGには、しばしば登場する店である。渋谷センター街を抜け、有名な宇田川町交番を左にみて東急ハンズ方向(井の頭通り)に50mほど行った左側の二階に在る。公園通りからだと、スペイン坂を下り切った突き当りとなる。

                            

二階へと階段を上がると、踊り場に石の地蔵さんならぬ「田圃の神様」が鎮座している。この神様は、薩摩の田圃で豊作万作を見守っていたであろうが、今は店の繁盛とお客さまの安寧を見守っている。昭和レトロ風の店内は、今風のチェーン店仕様とは異なり、大人がゆっくりとくつろぎながら酒肴を楽しむ場である。

                      

店主の趣味の広さか、伊万里や備前焼きの皿・壺が装飾され、宗像志功さんの絵・版画が飾られた、ちょっとレトロな造作の大人の店なのだ。座敷は二つあり20名程が入る堀炬燵部屋、10名ほどの小座敷。テーブル席は4名~8名用が6卓、12~3名が座れるカウンターとなっている。


私が、この店を贔屓にするのは郷里の先輩が経営する店と云うだけでなく、そのしっかりとした味、食材の確かさにある。食通で食材・料理の世界に造詣が深く、醸造学の大家『小泉武夫』先生がよく利用されることからも折り紙付きであろう。若者の街と化した渋谷にあって、得難い大人の店「奈加野」である。

                      

昨夜は、同業のKawamura 夫妻に店と店主を紹介し、滅茶苦茶高いと云うはしりの秋刀魚などと自慢の料理、酒を愉しんだ。ビジネスに対する真摯な姿勢と、その経営哲学・手法に敬服し、大いに学ばせられたのであった。オヤジも、時には真面目に酒を飲む!

 

コメント
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