オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

三連休

2014-01-14 | Weblog

1/14(火) この三連休は年末始で酷使した胃腸の休養に充てた。暮れの江戸での暴飲暴食、年始郷里での田舎料理三昧と内臓の休む間が無かった。休みになると喰うと云う習慣から抜け出せない。若かった頃はストレス発散で深夜まで飲んだくれ、齢を重ねてからは喰う方に走ってきた。そんな習慣から抜け出せないでいる。

長い長いトンネルの中を未だ彷徨い、彼方に仄かな灯りさえも見いだせない。流石に、脳は食い気で気晴らしをするのにも飽き飽きとしているが、細胞の方は未だ許容範囲を思っているようだ。

それにしても金曜日はしんどかった、と体が云う。五時過ぎから田町にて某社の監査役と一献交わしたが冷酒をやった。その後、会社に戻り隣の「高松」(今年初めての顔出し、新年あいさつと云うところ)にて、何人かのスタッフと懇談。それからローカーボに流れ、最後は独りで「ちょっぷく」で仕上げをして帰宅した。この日の午後、最重要顧客の挨拶などを済ませたので一安心?三連休前で気の緩み?だったか。

 

休みの日も一日は会社に顔を出すのが習慣であるが、この三連休だけは部屋に籠っておれと体が云っていた。江戸に戻り、風の冷たさに風邪を引いた所為もある。ただ土曜日は、高校の先輩、YASUOさんのお見舞いに聖マリアンナ病院まで出向いた。

YASUOさんは昨晩秋から体調を崩し、週三日の手伝いをしていた「奈加野」の仕事も休んでいる。奈加野の店主、HOUMEIさんとYASUOさんは同級生なので、土曜日に一緒に見舞いに行くことになった次第。

病室を訪ねると、八日に心臓弁膜の手術をして集中治療室に入っているとのこと。家族以外は面会できないと云われる。処がこの日、三時過ぎにはCT撮影後、一般病室に移るので、それからは面会可能だとエレベーター待ちのDrが教えてくれた。

一時間ほど待っと面会が叶いそうなので、病棟の待合椅子に座して待つこととなった。夜遅くまでの商売の疲れか、同級生の店主は居眠りを始めた・・・。看護師の「Nさん、CTを撮りに行きます」の声が聞こえた。暫くしてベットに伏せり体中に管を纏ったYASUOさんが、看護師に運ばれて目の前を過ぎた。それから、三十分ほどして同じ姿で戻ってきた。

夏、会社のスタッフのYOSHIOが胃部出血で倒れて運びこまれた先を尋ねた折も、病院ではICUに入っていた。この時も家族以外は面会禁止と云われて、出直したことがあった。殊の外暑かった、昨年の夏のことが思い出された。

 一般病室に移った頃合いを見計らい、病室を探して奥へ奥へと進んだ。一番奥の部屋の入り口に「NISHIOKA YASUO」の名札が在った。カーテンが締められた窓際のベッドから看護師の声が聞こえた。そのベッドに、酸素やリンゲルやなにやかやの管に繋がれたYASUOさんが横たわり目を閉じていた。

「おい、YASUO」と、HOUMEIさんが声を掛けると、薄く眼を開けた。僕たちのことは直ぐに理解したようだ。弱々しく「嗚呼」と呟く。「顔色は良いようだ、直ぐよくなるよ」とつづけると、目頭から、ひとすじ二筋と伝わるものがあった。ベットに臥したままの己の体が情けなかったのか・・・、感極まるものがあったろう。

話すことも辛そうな病人を相手だ。短い時間の見舞いを済ませ、そこそこに病室を後にした。「しかし、心臓弁膜の手術をしてICUに入っていたとは意外だったな」「どうしたんだろうかねぇ」と言いながら、帰路についた。

翌朝、YASUOさんの奥様から見舞い御礼の電話があった。その電話で病状が伝えられた。「当初は頸椎の損傷と言われた。が、入院して詳しい検査の結果、虫歯の菌が体に廻り、それが心臓の弁膜に付着して大きかったので手術をすることになりました」とのことであった。思い掛けないことであったそうだ。

医療関係者によると、間々あるケースとのことだそうだ。私のように健康診断も歯の手入れも、何もしない輩の行く末はどうなることやら・・・。

こうして唯一の外出らしきことをした帰り、渋谷にて文庫本を七冊買い込んで帰宅した。ひたすら部屋に垂れこんで読書三昧で過ごした。この間、駅前までの買い物が一回、公園をひと回りと、半径400mの中をチッシュを片手に僅かな時間を歩いたのみ。随分と休養したしたようだが、何のなんの。最後の一冊を読了できたのは、今朝の深夜3時となっていた・・・疲れたぜ。

これだけ部屋にいたのでは、飯など喰っちゃいけないぐらいだが、抑え目ながらも・・・・。だが、アルコールの摂取は少ない。三日間で缶ビールが7本だけであった。

 

 

 

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